
アメリカで頭痛の時、今すぐ薬が欲しい、、、と薬局に行ったけれど、何を買えばいいかわからなかった、、、なんていう経験ありませんか?
また、これからの季節、突然の発熱も起こりうるでしょう。特に小さいお子様がいる場合は、事前に薬を常備しておきたいですよね。
そこで今回は「アメリカで人気の解熱・鎮痛剤」を紹介します。
こちらでは、処方箋のいらない一般的な解熱鎮痛剤を紹介します。使用する時には、説明書きをよく読み、医師と相談のうえで判断してください。
Tylenol

Tylenol Sinus + Headache Non-Drowsy Daytime Caplets with Acetaminophen & Phenylephrine HCl, 24 ct
このTylenolは、米国で最も利用されている解熱・鎮痛剤で,成分は、アセトアミノフェン(acetaminophen)。
主に発熱、寒気、頭痛などの緩和に用いられ、風邪などの時の解熱に効果があります。胃の負担も少なく、効き目が穏やかなので、一般的に症状が出たときの、最初に使用する解熱・鎮痛剤です。
成分量が異なりますが、子供用Tylenolは子供の熱が出たときに飲ませる一般的な薬です(後述)。
なお、抗炎症作用はありません。
また、Tylenolは商品によってアセトアミノフェンの含有量が違うので、きちんと説明書を読んで服用してください。
Advil

成分は、非ステロイド系のイブプロフェン(ibuprofen)。
アセトアミノフェンと違い、抗炎症効果(打撲などによる赤みや腫れを抑える)があります。
ほかにも、関節炎、生理痛および発熱の症状を緩和します。アセトアミノフェンの薬と比較すると、薬として強く、胃の負担も大きいので、注意が必要です。
ALEVE
Aleve Caplets with Naproxen Sodium
ナプロキセン(Naproxen)配合の解熱・鎮痛剤。
抗炎症効果もあり、効果が比較的早いと言われています。
効果が長い製品です(12時間など)。
Bayer
Bayer Aspirin Pain Reliever
成分はアスピリン。
上の商品は、アスピリンを開発したBayer社による解熱鎮痛剤です。日本だとバファリンがアスピリンを含んだ商品になります。
炎症、腫れや痛みなどの症状をおさえ、熱を下げる作用もありますが、胃障害が生じる可能性があるので、使用方法、副作用について特に注意してください。
風邪に感染した小児が使用するとアレルギー反応、ライ症候群を引き起こすことがある、といった副作用があるので、子供には絶対に使用しないでください。
子供用には

Infants’ Tylenol Liquid Medicine with Acetaminophen
小さい子供用の解熱・鎮痛剤として、アセトアミノフェン配合のため胃腸への負担も少なくできています。
かむタイプとシロップタイプがあり、子供用にフルーツ味になっており、シロップタイプは一度開けると指などで菌が入りやすいので、余ったら捨てた方がよいでしょう。
上の商品は、子供用解熱・鎮痛剤で最も有名なTylenolという商品のシロップタイプで、ブドウ味とチェリー味があります。Tylenolはアメリカ以外にもブラジル、カナダ、中国、スイスなど多くの国でも販売されています。

FeverAll Infants Acetaminophen Suppositories
より即効性を求めるならば、座薬(Suppositories)を使用してください。座薬には便秘用と解熱用とありますので、購入時には十分注意してください。
しかし、アメリカの小児科では今までに座薬を勧められたことは一度もありません。
医師に相談するとまずタイレノールを飲ませて様子をみよう、と言われます。
熱 何度から?
98.6°F(37.0℃)から熱、と言われます。
また一般的に100.4°F(38.0℃)を境に、子供に薬を飲ませるように言われました。
もちろん、薬を飲ませるのは熱だけではなく症状も関係していますので、医師に相談の上行ってください。
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