
息子がアメリカのパブリックスクールに通い始めて約1年半が過ぎようとしています。
学校では、え~!日本と違う!ってことがいろいろあります。
これから学校に入る予定の方、検討中の方、ぜひ参考にしてイメトレしておいてくださいね。
※学校のルール等は、地域や学校によってだいぶ異なると思いますし、今はキンダーですので学年が上がるとまた異なることも増えると思います。なお、息子はNY州某所のパブリックスクールに通っています。
アメリカと日本の学校の違うところ①入学を1年遅らせる
私の地区では理由があれば入学を1年遅らせることができるようで、例えばキンダーではその年に5歳になる子が主体なのですが、ちょこちょこ6歳になる子も混ざっています。
成績が有利になるから、という理由や、言語や運動の能力上1年遅らせて入学した、という理由も。
なので、何かしらでクラスを見に行くと”あれ?この子、むっちゃしっかりしてるわ”と思うと、1歳上だったりします。特に珍しいことでもありません。
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アメリカと日本の学校の違うところ②写真を撮る時になんていう?

写真を撮る時に日本では「ハイチーズ」と言いますが、アメリカでは”Say cheese!”と言います。
そして、驚いたのが、その写真以外にも”変な顔”の写真を撮りたがります。
silly face(変な顔)と言うのですが、じゃあー、次はSilly faceでね~、という流れがとても多いです。
なんと、学校で撮影するクラス写真でも変な顔編というのがあったぐらい。
なんかおもしろい習慣ですよね。
アメリカと日本の学校の違うところ③くしゃみの仕方

日本でくしゃみをするときは、手のひらで口をカバーしますよね。
でも、アメリカでは、上の写真のように腕でカバーか、ティッシュを1枚当てて口元をカバーします。
手のひらでカバーするとそこについた菌が簡単にドアノブなど移ってしまうからよくないのよ!と先生に教えてもらって、、っておいおい、日本は手のひらですけど?!
でも・・・言われてみれば、うん、確かに。手のひらって、よくない気がしてきた。。。
ところ変われば、お作法も変わるのですね。
アメリカと日本の学校の違うところ④ご飯は好きなものを選ぶ
学校のお昼ごはんは、スクールランチかお弁当をカフェテリアで食べます。
2人いる先生のうち1人がその場を見ててくれます。
が、日本みたいに全部食べなきゃダメ!とかは言わず、まあうるさすぎたり、遊びすぎていたら注意するみたいだけれど、子供たちはのびのび食べているみたい。
スクールランチは、ピザ、サラダ、フルーツ、ドリンクのようなセットが2-3種類あり、自分で選ぶそうです。
お弁当はもちろん家庭によって全然違うけれど、スナック(ドリトスとかね)しか食べない子もいるらしい(息子談)。また、スクールランチも好きなものだけ取って食べるそうで、全部残さず食べなさい!的な日本の教育ともちょっと異なります。
でも、スナックをランチに?!と驚きますよね。
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アメリカと日本の学校の違うところ⑤アクセサリーをしている

ここアメリカでは、様々な人種がいることもあり、ファッションもいろいろ。
子供の時からピアスやアクセサリーをする習慣の子もいます。
学校ではある程度のルールはありますが、派手で高額なものでなければOKです。
でもさすがにエレメンタリーでは、化粧をしている子はいませんけれど。
が、髪の毛を染めている子はたまにいます。特に問題ないようです。
アメリカと日本の学校の違うところ⑥リュックの中にはおもちゃ
学校にはリュックで行きます。
荷物としてはお弁当、水筒、連絡ファイル、毎日読むための本(ESLクラスから)を入れています。
その中の連絡ファイル、みんな自由にステッカーを貼ったり、イラストを描いてアレンジしているみたい。
学校にも慣れたころ、息子がファイルにシールを貼ろうとしていたので、ちょっと待って~と止めたところ「みんなやっている」ということを教えてくれました。
そっか、そっか、私は勝手にアレンジなんてしちゃだめ、っていう教育だったので、なんだか焦ってしまいました。さすが、自由です。
で、いろいろ話を聞くと、このほかにもリュックには好きなキーホルダーを付けるし、時には大好きなぬいぐるみを入れてくる子もいるそう。
もちろんぬいぐるみを出して遊んではいけないんだけれど、入れることで安心して学校に行くなら、いいよね。
息子もある1日、恐竜をリュックに入れて行きました。
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アメリカと日本の学校の違うところ⑦先生とメールで連絡

いやー、これ正直驚きました。
入学してすぐもらった書類に先生のメールアドレスが書いてあって、まー時代も変わったわねなんて思いながら、別にメールすることないわ、、と思っていたんですが、いやいや、みんな意外と気軽にメールしてるみたい!
もちろんなんらか子供のことで気になることや、伝えておきたいことがあるからメールするのだけれど、”子供が家で、、、(困)”といった軽い相談とか、報告もしているよう。
もちろん、先生にもよるでしょうが、最近ではアプリで先生から親への”一斉連絡”をするクラスもあるみたい。
いやー、時代は変わったなあ。。。
※でも、欠席連絡はちゃんとオフィスにしなきゃいけません(こちら)。
ちなみに、PTAはFacebookでグループ化されています。
アメリカと日本の学校の違うところ⑧体操服はない
学校で体育の授業(ジム)はありますが、体操服はありません。
着替えがない分、ジムの日には運動のしやすい服にしてください、と連絡があります。
女の子はスカートの下にスパッツを履いたりしているみたいですね。
アメリカと日本の学校の違うところ⑨数字の書き方が違う

これ、アメリカでの数字の書き方です。
赤い数字の4や7は日本版です。
ちょっと違いますよね。
なので、先日、何かの書類を書いていたら、息子に”数字の書き方が違うよ!”と指摘されました。。。。あちゃ。

ちなみに数字の7は、1と間違えないように、こうやって斜めに線を入れる人もいます。
ついでに、学校の授業では、鉛筆やクレヨンを使っているようですが、それらは9月の初登校の日に鉛筆、クレヨン、ティッシュなど指定されたものをクラスに渡し、クラスで共有して文房具など使っているようで、鉛筆など持ち帰ることはありません。
高学年になると自分で持っていくのかもしれませんが、今のところ教科書も鉛筆も学校にあります。
だから筆箱とかいらないんだよね~。あー、息子はまだ”筆箱”という存在を知らないんだろうな。
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アメリカと日本の学校の違うところ⑩休憩なしのノンストップ授業

日本だと45分授業、15分休憩といったように、授業の間は休憩で挟みますが、キンダーでは基本授業はノンストップ。
正式なRecess(休憩時間)は、ランチタイムの前や後に30分ほどあり、それ以外は授業です。
まあでも音楽や体育はクラスとは別の場所で行うので、移動時間は列になってテクテクしますし、スナックタイムと言っておやつを食べる時間、先生によっては休憩としてYou tube を見ながらダンスをさせたりしています。つまり、学校一斉の休憩時間は1度のみ。
トイレや保健室は先生に伝えていつでも自由に行くことができます。
いろいろ日本と異なることがありますが、ともかく息子は楽しそうに学校に行っているので、よかったなーと思います。
特に日本と異なるのは”自由度が高い”こと。
みんな同じでなくてはいけない、といった教育は全くなく、それぞれいろんな表現方法をしても認めてもらえると思います。
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