NY州では、2020年5月25日現在、州を10個に区分けし、各地区での死者数、開いているベッド数など7つの条件がクリアーされた地域から、段階的に経済活動再開していこうとしています。(詳しくはこちら)
経済活動の段階
経済活動の段階として、PAUSE、第1段階~第4段階まであります。
PAUSEは経済活動が止まった状態で、必要不可欠な業種以外はお店は開けてはいけません。
集会は禁止され、公共の場では他者と6フィート(約2m弱)以上距離を取り、充分な空間が得られない可能性がある公共の場ではマスクを着用しなくてはいけません。
スーパー、レストランのテイクアウトなどのお店は開いていますが、洋服屋さんや本屋さんは開いていません。外出禁止令が出された時からPAUSEが始まっています。
そして、条件をクリアーした地域から1段階~徐々に事業が再開されていきます。
これは、感染リスクと経済的影響により、各業種がグループ分けされています。
第1段階:建設業,製造業,卸売業,一部の小売業,農業,林業,水産業
第2段階:専門サービス,金融・保険業,小売業,事務職,不動産
第3段階:レストラン,飲食サービス,ホテル
第4段階:芸術,エンターテーメント,リクリエーション,教育
と再開していきます。
ようやくスーパー以外の業種が動き始めますが、それでもソーシャルディスタンスは守ること、定期的清掃などといった各種条件が付いてきます。
第1段階は2週間続きます。もちろん感染者数などモニタリングされ、増加した場合にはPAUSEに戻すことができます。
私は小学生の息子がいるので、学校についてがとても気になるのですが、残念ながら教育機関は最後の第4段階。
私の地区では、一応9月開校に向けて、各学校が感染リスクが低くなるような対策案を検討している段階だそうです。
経済活動が再開するのはすごくうれしいのですが、他の州や国でも起きているように、第2波、第3波が生じる場合が多いようなので、第1~4へとスムーズに移行していかないかもしれません。
9月から学校が始まるとうれしいんだけれど。。。
しかし、現在のところ、屋外での活動に関してはかなり寛大で(もちろんたくさんの人が集まらない、という条件で)、NY州のビーチやキャンプ場もオープンしました。テニスコートも使用可能となっています。
また、条件付きでアメフト、メジャーリーグといった主要プロスポーツリーグがNY州内でトレーニングキャンプの開催が許可されました。クオモNY州知事はこれらスポーツが無観客でも試合を行って欲しい、と希望していることもあるかもしれません。
少しずつでもいい方向へ変化があるのは、とてもうれしいですね。
もうしばらく、がんばりましょう。
コメント