アメリカと日本の送金 wiseワイズがおすすめ:手数料、時間比較

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アメリカから日本へ海外送金する場合にUSPSを介して行われていた国際郵便為替(International postal money order)のサービスが終了してしまいました。
また、日本からアメリカへゆうちょダイレクトから国際送金する場合には、送金元、送金先の事前登録が必要で、さらにマイナンバーと、住所記載の本人確認書類が必要だそうで、なかなかスムーズではないようです。

では日本への送金、日本からの送金をしなくてはいけない場合にはどうすればいいでしょうか?

幾つか送金サービスがありますか、安く・早く・安全に送金できるWise ワイズがおすすめです。

※2021年3月3日よりTransferwise(トランスファーワイズ)がWise(ワイズ)に名称変更しました。Transferwiseの時に書いた記事なので、ところどころ旧名のままになっています。ご了承ください。

Wise ワイズとはどんな会社?

Wise(ワイズ)は、2011年1月に創業したP2P送金サービスです。

通常の”国際送金”とは、送金元の銀行から送金先の銀行までいくつか銀行を中継するため、国際間で銀行を幾つか経由することで手数料が高額となり、さらに時間がかかってしまいます。

一方でワイズは、送金元の国にあるワイズA口座に入金することで、送金先の国のワイズB口座から送金先口座Cへ振り込みが行われる仕組みです。
ワイズはA国とB国にそれぞれ口座を持っており、同じ会社なので国際間送金をする必要がなくコストを減らします。また、銀行ではよく通常の為替レートと異なる為替レートを使用しているのですが、ワイズでは一般的な為替レートを使用しているので、安く送金することができます

ワイズは安心できる会社?

この会社の創業者はターベットクリスト・カーマン (Kristo Käärmann) とターヴェット・ヒンリクス (Taavet Hinrikus)。ターベットはSkypeの最初の社員というベンチャーの成功者。その2人が見つけた時間とお金を無駄にしていた国際送金を便利に安くしたシステムを利用しているので、”怪しい人が創設”ではありません。

システムを見つけた体験も、とても生活に密着した状態から。
創業者の二人はエストニア出身。ターベットは給与をユーロで受け取っていましたが、その時ロンドン在住だったため英ポンドが必要でした。一方、同じくロンドンで働いていたクリストは、英ポンドで給与を受け取っていましたが、エストニアの住宅ローンを支払うためにユーロが必要でした。つまり彼らはそれぞれが一般的な方法で海外送金を行っており、時間とお金の無駄を実感しており、それが彼らの新しい送金サービスを開発するきっかけとなりました。

ワイズは2011年からイギリスでスタートしたサービスですが、2016年には日本向けサービスも開始し、57ヵ国の送金元から86ヵ国への送金に対応しています。2019年には毎月50億アメリカドルがワイズを介して送金されており、600万人以上が利用しています。

アメリカから日本への送金額の比較

アメリカから日本への海外送金で思い浮かぶのは、ワイズのほかにPaypalの運営するXoom、また一般的な銀行の3つ。ではその3つで送金額の比較をしてみようかと思います。なお、一般的な銀行として今回はChaseを利用します。

表は、$100、$1000、$10000アメリカから日本へ送金した場合に受け取れる額を明記しました。
(2021年2月21日時点)

※受け取れる額ワイズXoomChase Bank
$100送金10148円10166円9722円
$1000送金104228円101664円101836円
$10000送金1047784円1016643円1026163円

ワイズは$1000、$10000送金の場合は他の2社よりも手数料が低く、日本での受け取り金額が高くなりました。
手数料が高いものと比較すると、受取額は$1000の場合は2564円、$10000の場合は31141円も異なります。また$100送金の場合は、Xoomが一番手数料が低かったのですが、ワイズとの差はたったの18円と、正直どちらも似たような金額かと思います。

つまり、送金をするならワイズで決めて良いと思います。
ちなみに、$100といった少額の時はPaypalがおすすめです。

ワイズの送金時間

ではワイズでの送金時間はどれぐらいかかるのでしょうか。
実はワイズでは、デビットカード、銀行口座振替、ワイヤー、クレジットカードと入金方法を選ぶことができ、それによって手数料と着金予定日は異なるのです。

$1000を送金した場合、$10000を送金した場合の着金予定日と各手数料をまとめると
(2021年2月21日時点)

デビットカードクレジットカード銀行口座振替ワイヤー
$1000送金4時間4時間2日2日
手数料$20.53$46.25$12.11$14.35
$10000送金4日4日
手数料$96.88$71.48

$1000送金の場合は、カード類入金の場合は数時間、他は2日ほどで着金するようです。時間によって手数料は異なりますが、それでも安いと思います。なお、表を作った後でもう一度確認したら4時間のところが35分になっていました。取引を行う時間によって、着金予定時間が異なるかと思います。

$10000送金の場合は、銀行口座振替、ワイヤーの2方法のみで、各4日で着金予定となっています。

また、100万円を超える日本円への送金はSWIFTにて送金されるため、受け取り銀行などから手数料がかかる可能性があるようです。しかし、ワイズは一般の銀行よりも為替レートが低いので、SWIFT送金になったとしても、一般の銀行で送金するよりは安いと思われます。

ワイズでは手数料などのシュミレーションも入金前にできますので、それで確認をしてから実行すると良いでしょう。

日本からアメリカへの送金額の比較

同様に日本からアメリカへの送金額を比較してみます。
比較対象としてワイズのほかに楽天銀行、Shinsei bankを使用しました。
※2022年2月14日現在 1 USD = 115.570 JPYで計算しています。

1000円、および10万円を日本からアメリカに送金した場合に、アメリカで受け取れる額(USD)

WISERakuten銀行Shinsei 銀行
1000JPY18.06マイナス
(手数料1750円のため)
マイナス
(手数料2000円のため)
100000JPY859.38842.61839.38

なお、ゆうちょ銀行はダイレクトでの手数料は3000円、窓口手数料は7500円かかりますので、比較にならないほど高額かと思います。

ですので、日本からアメリカに、アメリカから日本へ送金する場合、両者ともにWiseを利用するのがいいでしょう。

ワイズでの送金方法

アカウントを登録をする

ワイズのHPへ行き、会員登録を行います。

トップページ右上の会員登録の箇所をクリック。

個人アカウントをクリックして、メールアドレス、パスワード、居住国(米国)を明記したら”会員登録”をクリックしてください。
メールアドレスなどの代わりにFacebookやGoogleアカウントなどでも会員登録をすることができます。

設定が英語になっていて日本語に変えたい人は、右上のボタンから”Settings”をクリックし

”Language Settings”をEnglishから日本語に変更すると良いでしょう。

その後、メールアドレスの確認として、トランスファーワイズからメールが届くと思います。

初めての送金の時には、本人確認、および資金を銀行口座に入金しなくてはいけません。これらは2-3日かかる場合があるので送金の前に、事前に行っておきましょう。

本人確認と銀行口座の入金方法

”受取人”をクリックし、”自分の口座を追加”してください。

銀行の口座からトランスファーワイズの自分の口座へ入金することで口座間をリンクするために行う作業です。
入金されたお金は、後で送金時に使用することができますので、ご安心ください。
少額で構わないので、$20ほどを入金してみましょう(次へ)。

続いて、本人確認が行われます。
米国社会保障番号(ソーシャルセキュリティーNo. SSN)を入力するか、持っていない方は写真付きのIDを用意してください。

今回はSSNありの上をクリックします。

ソーシャルセキュリティーNo.をお持ちの方は、番号を入力して”続行”を押してください。

ソーシャルセキュリティーNo.やITINを持っていない方は、この画面に対して”続行”を押し、指示通りに進んでください。

続いて、顔写真付きIDをオンラインで送ることになるかと思います。

私はグリーンカード保有者でSSN番号を持っているので、SSNを入力したのですがなぜかうまくいかず、身分証明書を送ることになりました。市民権はないのでもともと身分証明書を送るべきだったのかもしれません。グリーンカードの写真を送付したら10分以内ぐらいで身元確認ができました、とメールを受け取りました。

では、入金を実行するために、入金方法銀行口座振替、ワイヤー、デビットカード、クレジットカードの4つから選んでください。手数料及び着金予定日が異なりますので、注意して実行させてください。

その後、口座番号など必要な内容を入力すれば終了です。

日本へ送金する

送金を行うには、ホームの”送金する”ボタンをクリックしてください。

そして、送金相手を選んでください。

自分自身の口座の場合、上のような内容を入力する必要があります。

また自分以外の口座の場合は、上記のような内容を入力しなくてはいけないので、事前に確認しておきましょう。1回あたり100万円まで送金可能、送金回数の上限はありません。無料で口座開設できるので、まず作っておくことをおすすめします。

海外送金の予定がある方はまずアカウントを作っておき、送金の時にはシュミレーションで手数料確認をして実行すると良いと思います。

アメリカ銀行・税金・節約・ポイント
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