5月11日(日)は、日本と同じくアメリカでも母の日を迎えます。同じ日に祝うとはいえ、その内容や背景には違いがあるのでしょうか?
今回は、「アメリカの母の日ガイド」として、その起源から当日の過ごし方、そして贈るプレゼントについて詳しくご紹介します。
母の日の起源:アンナの想い
母の日は、毎年5月の第2日曜日に祝われるアメリカの祝日です。その起源は、19世紀のアメリカに遡ります。
1850年代、アン・リーブス・ジャービスという女性が、ウェストバージニア州で「母の日ワーク・クラブ」を設立しました。この活動は、地域の衛生環境を改善し、病気の治療や母乳の汚染防止を通じて、幼い命を守ることを目的としていました。
南北戦争後、ジャービスとその仲間たちは、「母の友情の日(Mother’s Friendship Day)」というピクニックなどの集いを開催しました。これは、南北に分かれて戦った人々が、戦争の傷を癒し、再び友情を育むための平和活動の一環でした。
そして、このアン・リーブス・ジャービスの娘であるアンナ・ジャービスが、1905年に母を亡くしたことが、現在の母の日へと繋がる大きなきっかけとなります。アンナは、偉大だった母への感謝の気持ちを形にしたいと考え、知人や家族を集めて「Mother’s Day」として追悼の催しを行ったのです。
母親が生前、日曜学校の教師をしていたことから、最初の集いは教会で小さな礼拝として行われましたが、その規模は徐々に拡大し、各地へと広がっていきました。そして1914年、当時のアメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンが、5月の第2日曜日を正式な祝日として定めました。

最初に母の日の祝典が行われたセント・アンドリュース・メソジスト教会は、現在「国際母の日聖地」として知られ、アメリカの国定歴史建造物となっています。
母の日は何をする?感謝を伝えるアメリカの習慣
アメリカの母の日は、一般的にカードやプレゼント、そしてカーネーションを贈ったり、家族でブランチを楽しんだりして過ごします。
最初の母の日の催しで、アンナ・ジャービスの亡き母が好きだった白いカーネーションが祭壇に飾られたことが、「母の日にカーネーションを贈る」習慣の始まりと言われています。日本と同様に、アメリカでもカーネーションは母の日の象徴的な贈り物です。
また、アメリカでは日頃からカードを贈る習慣があるため、母の日にも感謝のメッセージを込めたカードがプレゼントと一緒に贈られることが多いです。家族でゆっくりとブランチに出かけるのも、一般的な過ごし方の一つです。
子供がいる家庭では、特に「子供たちが朝食を用意して、お母さんのベッドまで運んでくれる」という習慣があります。いつから始まったかは定かではありませんが、絵本などにも描かれるほど広く知られており、学校で教えられることもあるようです。「毎日忙しいお母さんに、母の日の朝はゆっくり休んでほしい」という、子供たちの優しい気持ちの表れでしょう。
喜ばれる贈り物は?お母さんへの想いを込めて
母の日に贈るプレゼントは、やはりお母さんの好みや興味に合わせて選ぶのが一番です。好きな食べ物や趣味に関するもの、あるいはリラックスできるグッズなど、お母さんのことを考えて選んだ贈り物は、きっと喜んでもらえるはずです。

Cute Engraved Acrylic Block Puzzle Piece
このような飾り、ペーパーウエイト

Preserved Roses Gift
長期間、あせることなく保存ができるプリザーブドフラワー

OEAGO Gifts for Mom Women Mothers Day Glass
花のモチーフが素敵なティーカップなどが、人気です。

Benchmark Bouquets – 20 Stem Rainbow Mini Carnations (Glass Vase Included)
また、アマゾンで普通のカーネーションもオーダーできるようですので、試してみるのも良いのではないでしょうか?
また、アメリカにいながらも、日本にいる母に贈り物をするには、Amazon Japanや楽天市場がおすすめです。
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