私は日本に居たときから今まで約10年程、Birth control pill を使用しています。
アメリカでは診察を受け、処方箋をもらい、薬局で薬を購入しています。
しかーし、もう1か月分しか残っていないのに、今月は忙しくて病院に行くのもちょっと無理そう。。。ネットで買えないものかしら、、などと調べてみると、インターネットで処方箋を出してくれるサービスがあることを知りました。
しかも、そのサービス、保険に加入していなくてもOKなものもありました!
インターネットで処方箋をもらえるなんて、知らなかったので、驚きで、早速注文してみました。
そこで、今回は「アメリカで処方箋がなくても、医者に行かなくてもピル(Birth control pill)を手に入れる方法」を紹介します。
ピルのほかにも、ニキビや髪の悩み、などの薬も処方してくれるところもあるようです。
ピルの種類
ピルにはCombination Pill(混合ピル)と、Mini-pills(ミニピル)の2種類あります。
Combination pills(混合ピル)とは
成分にはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つが含まれ、これにより排卵を抑制するピルのこと。
含まれているエストロゲンの量で、高用量ピル・中用量ピル・低用量ピル・超低用量ピルに分かれているが、副作用のリスクの低減を目的として低用量ピル、超低用量ピルなどが主流となっています。
Mini-pills ミニピルとは
黄体ホルモンだけのピルのことをミニピルといい、副作用が少ないなどといった特徴があります。授乳中も服用できます。
オンラインで処方箋を出してくれるサイト
オンラインで処方箋を出してくれたり、直接ピルを郵送してくれるサイトがあります。
各サイトで、費用や対象の薬の種類が異なるようです。
※各サイトで詳しい情報は改めて確認してください。 ※各サイトによって、対象の州が異なります。ご注意ください。
Nurx

保険加入者はほぼ費用がかからず、保険なしの人は月に$15かかります。
なので、特に保険加入者の人に便利でお得なサイトといえるでしょう。
エマージェンシーピルも処方してくれます。
・対象の州・・ CA, NY, DC, WA, IL, PA, VA, FL, MI, MA, MN, NJ, MO, TX.
・サイトはこちら
Lemonaid
→今回、ここを利用しました。利用した状況を後述します。

1回$25で12か月分の処方箋を出してくれます。
100ブランド以上のBirth control pillsが揃っています。
Birth control pill以外にもニキビなどの薬も処方してくれます。
・対象の州・・ Arizona, California, Connecticut, Florida, Georgia, Illinois, Maryland, Michigan, New York, Ohio, Oregon, Pennsylvania, Rhode Island, South Carolina, Virginia, Washington.
・サイトはこちら(プロモーションコードMASAMIM428722を入力すると$10もらえます)
Prjkt Ruby
8種類のBirth control pillが保険なしで 月$20。
質問に答えるだけで、基本的にはビデオチャットなし。
オーダーしてから2-3日以内には自宅に郵送してくれ、自動リフィルしてくれるのでとても便利。
・対象の州・・不明ですが、 Alabama, Missouri, Oklahoma, Texas, Virginia, West Virginiaはビデオチャットをすれば可能。
・サイトはこちら
ピルの価格
同じ薬の処方箋を持っていても、購入する薬局によって価格が異なること、ご存じでしたか?
基本的に、一番ピルで安いものはSprintec 、Tri-Sprintecと言われており、Walmartでは$9で購入できるようです。
ちなみにCVSでは数年前ですが$20弱でした。
Lemonaid とは
Arizona, California, Connecticut, Florida, Georgia, Illinois, Michigan, New York, Ohio, Oregon, Pennsylvania, Rhode Island, Virginia, Washington州の方が利用できる、処方箋を出してくれるサイトです。
・サイトはこちら(プロモーションコードMASAMIM428722を入力すると$10もらえます)
簡単な質問にオンラインで答え、その場で写真を送れば(薬によって、州によっては短いビデオチャットをしなくてはいけないようです)、処方箋を作成してくれます。
業務時間内ならば2時間以内、業務時間外でも24時間以内には作成してくれます。
そして、処方箋は、自分が指定した薬局に送ってくれるので、後で薬局に出向き、薬をピックアップをして費用を払うだけ。とっても簡単です。
実際にLemonaidでピルの処方箋を出してもらった
では、実際にLemonaidで処方箋を発行してもらい、Walmartで「$9!!(1か月分)」でピルが購入できたので、流れを紹介します。
いやー、今まで使っていたのと同じピルが、$9なんて。。。。びっくり(今までは保険を通しても3倍はかかっていた気がします)。
※2020年現在ではもう少し値上がりしているようです。
Step1 血圧を測る
オーダーをする前に、必ず血圧を測っておいてください。
血圧計が自宅にない場合は、CVSなどの薬局に自由に使える血圧計が置いてあるところがあります。
また、写真付きのIDを送らなくてはいけなくなったので、手元に免許証などを用意しておいてください。
Step2 Lemonaidのアカウントを作る。
トップページ右上のSign inから、Create を選択して、アカウントを作りましょう。
Emailアドレス、パスワード、セキュリティー用の質問を作成してContinueを押してください。
続いてプロフィールの作成です。
First,Last Name, 性別、誕生日、電話番号、住所を入力して、Continueを押しましょう。
規約を読んで、同意するならばI understand…のボックスにチェックを入れ、I agreeをクリックする。
これでAccountは作成できました。
次に、Pharmacies、Payment Methodsをクリックして、ピックアップしたい薬局を指定、および支払い情報を入力してください。
Step3 往診する

処方箋(prescription)を作成して欲しいもの(Birth control)をクリックしてください。

定期的に郵送してくれるサービスをPRしていますが、ただ処方箋を作ることもできますので、気にせず”Get started”をクリックしてください。

希望する種類を選んでください。
表示されていないようであれば、下のほうにある”Search here”をクリックして、探してください。

私は、Tri-Sprintec (Orthotricyclen のジェネリック薬)にしました。”Select”を押してください。
次に、順番に質問に答えていってください。


・妊娠、HIVなどにかかっていないか、など
・ジェネリックを処方しても良いか
・自宅に薬を郵送するサービス(別途費用あり)を利用するか、などの質問に答えてください。

すると、写真を撮って送る画面が立ち上がるので、顔写真、写真付きのIDを撮って送ります。
以上で、終了です。
通常は2時間以内(営業時間外だと24時間以内)にドクターからメールで質問等が送られてきます。質問などがなければ、処方箋を自分が指定した薬局に送ってくれます(送りましたよ、の連絡メールが来ます)。
1回$25で12か月分の処方箋を出してくれます。薬局に処方箋が送られ、1回につき3か月分の薬を受け取ることができます。
薬局としてWalmartを指定したのですが、Walmartのサイトには「ドクターが処方箋を送ってきた場合には、5-7営業日以降に薬を出す」などと書いてありました。
でも、「まー、待ったところで電話なんてかかってこないでしょう、アメリカだしね」と直接Walmartに出向きました。

お姉さんに聞いてみると、「わかったわー、今から準備するから、ちょっと待ってて~」と、15分ほどで薬を出してくれました。
今まで私は自分で処方箋を薬局に持っていき、後で薬をピックアップする方法ばかりしていたので、医師が薬局へ処方箋を送る、という方法が結構レアで、薬局の人とトラブルんじゃないか、と思っていたのですが、お姉さんの対応からしてかなりメジャーなことのようで、すんなりいきました。
※処方箋が送られた後に、ピックアップしたいんだけど、と事前に薬局に電話を入れれば、待たずにピックアップできるそうです(お姉さん談)
ということで、今回は、インターネットで処方箋を出してもらう方法を紹介しました。
しかし、これは薬なので、定期的に医師の診断を受けて、処方してもらうことをおすすめします。
また、インターネットではありませんが、Planned Parenthoodという医療サービス施設は、保険がない場合でも低価格で様々な診察を行っているそうです。参考にしてください。
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