さて、悲しいかな、私にはもうたっぷり白髪があります。
ヘアカットに合わせて、美容院で白髪もちゃんと染めたいところですが、ヘアカットと白髪染めをすると結構な時間が必要ですよね。
私はなかなかそんなにまとまった時間が取れず、結局、染めるのは自分で行っています。
Dariya Salon de Pro Unscented Hair Color Early Dye Cream 7
もともと、自宅で行う白髪染めで使っていたのは、こちらのサロンドプロ。
近所の日系スーパーで手に入ることと、無香料、という理由からこれをずっと買っていました。
でも、悲しいかな、一昨年ぐらいからさらに白髪が増えてきたみたいで、染める回数も増やさなくてはいけなくなってきました。月に2回ぐらい染めないといけなくて。。。ちょっと多いですよね。
そうなると、なんとなく、化学染料が髪や頭皮を痛めている気がするようになり、何か他のものに変えようか、、、と思い、”ヘナ”という天然成分由来の染料に挑戦して以来、もうかれこれ1年以上ヘナを使っています。
そこで、今回は「ヘナで白髪を染める方法」を紹介しようと思います。
ヘナって何?
ヘナは、植物の名前だそうです。
その葉を乾燥させて粉にしたものを水などで溶いて、染料として使います。
かなり古くから使われており、クレオパトラは爪などを染め、マニュケアのように愛用したとか。
ヘナで白髪を染めると、髪はあざやかなオレンジ色になります。
いろいろな商品がありますが、仕上がりの色がオレンジ色以外のものは、何か別の染料(ヘナ以外の植物染料)などが加えられています。
簡単そうなヘナを発見!
で、ヘナが気になり色々調べてみると、ヘナって粉状で自分で溶かなくてはいけなくて、髪に塗って数時間も置かなくてはいけないとか、商品によっていろいろみたいで、初心者の私にはかなり手が出しにくいっ!ことがわかってきました。
でも中でも、簡単そうなヘナを発見したので、最初はそちらで挑戦してみることにしました。
Surya Brasil Henna Dark Brown Cream
こちらの商品は、ヘナがリキッドクリーム状に加工されたもの。
完璧なナチュラル商品、ではないけれど、化学染料のものよりは加える薬品を減らしたり、ナチュラルなものに代用したりしているそう。
パッケージは”男女のなんだかな”~な絵なので抵抗があるのですが、そこそこ有名な商品なのでご安心ください。パッケージを開けると、液体ヘナボトルと、染めているときに頭につけるキャップ、ビニールのグローブが付いているので、初めての人にはとっても便利です。
この商品は、匂いがなくて、クリームはとろみがありますが垂れにくいのでとても塗りやすく、扱いやすかったです。髪に塗ってから洗い流すまで1時間放置し、お湯でヘナの色が出なくなるまで髪をすすいだら、完成です。
とてもきれいに染まり、しかも髪全体がつるつるツヤが出ました。
いそいそと調べると、ヘナは髪の成分ケラチンと結合して、ダメージヘアをリペアするそう。
そして、髪が水分をキープしやすくなり、自然なコシのある豊かな髪になっていくそうです。
今まで使っていた化学染料は、匂いはなかったけれど、使用後はなんだか髪がキシキシしていて、傷んでるな、、、と思っていましたが、ヘナは髪がきれいになるなんて、一石二鳥!すばらしいですね。
サロンドプロのように15分では染まりませんが、1時間ぐらいなら意外とできるものですよ。
※ヘナの液体は開封後、また使っても良いそうなので、一度で使い切らない場合はキャップを根元から外して、クリームを出してください。
パウダータイプを使用
さて、何度かヘナのクリームタイプを使用し自信を持った私は、本物のヘナパウダータイプに挑戦してみることにしました。
Rainbow Research Henna Hair Color and Conditioner
さて、パッケージを開けるとこのようなきれいなグリーン。
黒色の髪になるように、ヘナとIndigoferaという植物が配合されています。
「草」の香りが蓋を開けると広がります。
では早速、白髪染めの準備。
①まず、染料がつきやすい額や耳に適当なクリームを塗ります(ニベアとか、なんでも良いです)。
②熱いお湯にヘナパウダーを溶かしてしっかりと混ぜ合わせます。ヨーグルトぐらいの硬さになるようにしてください。香りはもう「よもぎ」です。よもぎ餅を作る気分です。
(この時、染まりやすいようにコーヒーを加えたり、いろいろな裏技があるようですが、私はまだ行ったことがありません。)
ちなみにこの際、私は手頃なアイスクリームの硬い容器と使い捨てのスプーンを、ヘナ染め専用グッズにしています。
Yexixsr 5Pcs Professional Salon Hair Coloring Dyeing Kit
私はズボラですし、もうこのアイスクリーム容器でずっときているので、このまま行くつもりですが、初めての方は↑のようなコームと染める容器がセットで売っているので、こちらを使うと良いと思います。
③そして、それを、コームで髪につける、、、のがベストだと思うのですが、私は透明な手袋をした手でクリームを掴み、髪に直接、手で塗っています。
以前はコームで髪にヘナをつけていたこともあるのですが、なぜかそれだといろいろヘナが飛び散ってしまい、床などを掃除するのが大変でした。
このヘナは結局のところ、草を細かくしたものなので、ポロポロ、ザラザラします。
小麦粉を溶いたものよりもかなり目が荒いのです。
なので、コームを使ってもうまくなじまないのかもしれません。
そこで私は、雑っぽいですが、手で行うことを続けています。
Disposable Vinyl Gloves Medium Non Latex Powder Free 100 Count Clear
ちなみに手袋は使い捨てのものです。
④染めたい箇所にヘナを塗ったら
(ヘナは地肌の調子も整えるので、余ったら髪の地肌に塗ってもOK!)
髪にサランラップを巻き、その上からヘアキャップをかぶります。
すごい格好ですが、大丈夫。家族はすぐに慣れてくれます。
このようにラップで巻くと、髪が熱くなり、染まりやすくなるそうです。
またこの状態で数時間いなくてはいけないので、キャップでカバーされているほうが、部屋など汚れることもなく安心です。
Diane Hair Processing Caps 100 Pack
そして、このヘアキャップのまま、数時間。
長くおくと置いただけ良い、という人もいて、そのまま寝ちゃう人もいるみたいなのですが、私はまだそこまでできず、3-4時間置くことにして、ヘアキャップのままで掃除などしています。
1時間もすると、ヘアキャップの上から触ると熱くなっています。化学反応してる!そんな気分になります。
また、匂いはしっかり「草」の匂いなので、あー、草の匂いが、、、と数時間思わなくてはいけません。でも、2-3回も行えば、この匂いにもすぐに慣れます。
⑤さて、時間が過ぎたら、洗い流してください。
ただこれも癖があり、草のポロポロしたものが髪の間に入っているので、1度ではうまく洗い流しきれません。
流しながら、シャンプーでゴシゴシと髪を荒い、青黒い液が出にくくなるまで洗って完成です。
染めて1回目のシャンプーでは、ヘナがまだ地肌に残ってしまうかも。
1-2日はまだ髪の毛が”草”っぽい匂いがするし、地肌をポリポリすると黒いカスが出てきます。。。。
でも、家族は別に臭くない、って言っているので、意外と周りにはわからないんじゃないかな?
【使用前】
少しわかりにくいですが、塗っている途中で”写真!!”を取らなきゃ!と思ったので、半分ヘナ状態です。
白いのは光ではなく、みごとに白髪です。けっこうあります。
【使用後】
しっかりと染まりました!
光で白く見えるといけないので、向かって右側の髪を手で押さえてみました。
染まっているのがわかりますか?
メリット
・髪が痛まない。
・化学染料のときのように、単色でべちょっと染まらない(塗りムラ、染まりムラができる)ので、とても自然な風合いになる。
デメリット
・とにかく時間がかかる。
・染めた後の洗髪では数日間色が落ち続けるので、色落ちが落ち着くまではタオルなどは汚れてもかまわないものを使わなくてはいけない。
・初めてヘナを使う場合は、染まらない場合が多い。最初の2-3回は染まらないと思って、行わなくてはいけない。なので、今日中に白髪を整えたい!という人は、化学染料を使ってください。
・またヘナに慣れていても、染まりが悪い日がある。ヘナの状態なのか、お湯での溶き方なのか、なんとなく染まりが悪い日があります。
そういう時には1週間以内ぐらいでもう一度行うと、しっかり染まります。
とにかく”ヘナ”は完璧!な商品じゃないので、使う側もお気楽な気持ちで行ってください。
・草の匂いがする。2-3日する。
私は、時間がありそうなときには粉のヘナ。急いでいる時には液体のヘナを使っています。
髪の調子はとても良いので、おすすめですが、皆さんの状況に合わせて商品をお選びくださいね。
★再度、注意点
ヘナは、初めて使うと染まりにくく、染まった後も落ちやすいそうです。何日かシャンプーをすると透明ではない汚れた水になります。
4-5回染めると、染まりやすく落ちにくくなるそう。
自然なものを使っているので、仕方がありませんね。また、この時使用するタオルは汚れが目立たないカラーのものを使ってくださいね。
私は一応、シャンプーしても色が出なくなるまでは、ベッドの枕も汚れないようにタオルをひいて寝ます。
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