アメリカ持ち込み禁止品リスト/税関申告書の書き方

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アメリカに入国する際には、税関申告書を提出することが基本ですが、どういったことを申告しなくてはいけなのか、さらにどんなものをアメリカへ持ち込んではいけないのか、あやふやなまま入国している人も多いかと思います。

そこで今回は「アメリカ持ち込み禁止品リストと税関申告書の書き方」を紹介します。

税関申告書

まずは、税関申告書とはどういうことを書き、申告しなくてはいけないのでしょうか?

アメリカ 税関申告書
アメリカ 税関申告書
アメリカ 税関申告書
アメリカ 税関申告書

税関申告書とは、基本的に1人1枚、同行しているのが家族の場合は代表者が1枚、記入をして提出しなくてはいけません。書類は以下のようになっています。

  1. Family Name 姓
    First 名
  2. Birth date 誕生日:Month 月/Day 日/ Year 年
  3. Number of Family members traveling with you 同行家族人数(いない時には0)
  4. a)U.S. Street address (Hotel name/ destination) 住所/ホテル名 
    b)City 
    c)State 州
  5. Passport issued by (country) パスポート発行国名
  6. Passport number パスポート番号
  7. Country of Resident 住んでいる国名
  8. Countries visited on this trip prior to U.S. arrival アメリカに来る前に訪れた国(あれば)
  9. Airline/Flight No. フライト番号
  10. The primary purpose of this trip is business 渡航目的はビジネスです Yes/No 
  11. I am bringing 以下のものを持っています
    a) fruits, vegetables, plants, seeds, food, insectsフルーツ、野菜、植物、食べ物、昆虫Yes/No
    b) meats, animals, animal/wildlife products 肉、動物、動物/野生生物製品 Yes/No
    c) disease agents, cell cultures, snails病原体、培養細胞、巻貝 Yes/No
    d) soil or have been on a farm/ ranch/ pasture土、もしくは農場、牧草、牧草地にいた Yes/No
  12. I have been in close proximity of livestock 家畜の近くにいたYes/No
  13. I am carrying currency or monetary instruments over $10.000 U.S. or foreign equivalent$10000またはそれに相当する外国通貨を所持している Yes/No
  14. I have commercial merchandise 業務用商品を持っている Yes/No
  15. Residents- total value of all goods, including commercial merchandise I have purchased or acquired abroad, and am bringing to the US is $
    居住者-海外で購入または取得した商材を含むすべての商品の総額

    Visitors- the total value of all articles that will remain in the U.S., including commercial merchandise is
    旅行者-商用品を含む、米国に残していくすべての物品の総額

Signature パスポートと同じように署名

最近、ニューヨークやシカゴなどでは、税関がnothing to declare, declare lineに分かれており、税関申告書の項目がNOの場合は、税関申告書を渡さずにnothing to declareで通過することができます。

11~15に関しては、持ち込み禁止品、および書類などを提出しなくてはいけないかどうかの確認のためのチェック項目です。
申告書に記載しておらず、品が発見された場合、虚偽報告になり、税関職員はその場で罰金を課すことができます($300~)。また、申告書に記載した上で持ち込み禁止品として発見された場合には、没収されますが、基本的に罰金が課せられることはありません。

では、持ち込み禁止品、および書類などを提出しなくてはいけないものとは、何でしょうか?

持ち込み禁止品・注意すべきもの

果物・野菜・植物など

アメリカでは、他の地域から新たな害虫などが入らないように、また新種の生物、植物等が広がらないように、生の果物・野菜・植物などの持ち込みを禁止しています。

玄米は植物の種なので、持ち込めません。また精米は虫が寄生する可能性があるので、USDAは持ち込みを控えて欲しいそうです。レトルトご飯やアルファー米は加工されているので、持ち込み可能です。

また、リコッタなどのナチュラルチーズなども持ち込み禁止です。プロセスチーズのような加工チーズをはじめとした特定の精製されているチーズは持ち込むことができます。

果物の缶詰、魚などの海産物(干物・乾物など)は持ち込み可能です。

また、見落としがちなのが植物由来製品。旅行先で購入した麦わらなどの植物で作られた手工芸品も害虫がいないことを確認するために、申告しなければいけません。

肉、肉エキス入り製品

牛、豚、鶏らの肉製品、および肉を含む製品は持ち込み禁止です。
サラミ、ビーフジャーキなどの加工、乾燥した製品も含みます。
注意しなくてはいけないのは、牛、豚、鶏のエキスが入っている製品も持ち込み禁止という点。
コンソメ、カレールー、カップラーメン、ふりかけ、ドレッシングなど、肉・および肉エキスが入っていれば持ち込むことができません。缶づめでも不可能です。

医薬品

アメリカで法的に処方されていない医薬品も持ち込むことはできません。咳止め薬や向精神薬は、特に注意が必要です。

またトラブルを避けるために、その薬が何であるかを証明できるようにしてください。さらに必要以上の数の錠剤を持ち込まないようにしてください。

現金

アメリカ入国時の持ち込み金額には、限度額が設定されており、$10,000相当を超える場合には税関申請書にチェックをしなくてはいけません。さらに、CBPにFinCEN105を提出しなくてはいけません。

これは各自ではなく、家族での合計金額になります。相当と書いたのは、日本円でもほかの外貨も、さらには小切手なども含む、という意味です。

そのほか

タバコは、18歳以上1人あたり200本までは持ち込み可能です。しかしキューバ産の葉巻は持ち込めません。電子タバコのアイコスは200本持ち込むことは可能です。しかし、アメリカ国内におけるアイコスの販売は禁止されています。トラブルにならないように、注意してください。


酒類は、21歳以上1人1Lまで持ち込むことが可能です。また、保安検査後の免税店などで購入したものに関しては、機内持ち込みが可能です。1リットルを超える量については関税と内国歳入税の課税対象になります。

参考

荷物について

荷物検査が必要になった場合、持ち込みが禁止されていない場合でも、パッケージに原材料表示がなければ没収されます。ですので、少しでもスーツケースの総重量を軽くしようと箱や袋から出して小袋だけを荷物に入れがちですが、トラブルの元ですのでやめたほうが良いでしょう。

また、制限されているものなどは、逐一情報が変わることも考えられますので、かならず事前にご自身でご確認ください。Prohibited and Restricted Items

日本からアメリカに来る際に日本人がよく持ってくるもの

こちらは、ツイッターや友人らが日本へ一時帰国した時に、買ってくるものでよく見かけるものです。
一時帰国の際にぜひ参考にしてください。

  • 無添加ウエイパー
  • 無添加ブイヨン
  • 乾燥納豆
  • 粉末山芋
  • 黒い細い綿棒、子供用綿棒
  • 化粧品や日焼け止め
  • お弁当グッズ・おにぎりの型
  • 文房具
  • 日本語の本、子供のドリル
  • 甚平や浴衣
車・飛行機・電車
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