去年の春ごろから、息子は鼻水やくしゃみ、咳が多くなりました。
花粉症かな?と思っていたのですが、秋ごろには咳がもっとたくさんでるようになってしまいました。あまりに咳がひどいので、小児科に行きアレルギー検査をしてみると結果は見事に”ダニアレルギー”でした。
もし同じようにダニアレルギーと診断された方がいらしたら、、、と参考までに「ダニアレルギー。起きたことから、対処方法まで」を書きたいと思います。
ダニアレルギーとは
ダニアレルギーは英語で「Dust mite allergy」と言います。
家にいる、そしてダニアレルギーに一番影響する「ヒョウヒダニ」は、年中生息しており、特に春から夏にかけて増殖します。
その後、秋にかけて死ぬのですが、アレルギーはその死骸やフンに反応して起こりやすいです。
つまり、特に秋に症状が出やすいのです。
息子のアレルギーが判明するまで
昨年の春。
その年は花粉の量がとても多く、私はすでに花粉症なのですが薬を飲んでいるにもかかわらず、あまりの花粉の量に毎日クラクラしていました。
同時期、息子が咳や鼻血をよく出すようになり、あれ?まさか??と思って、小児科に連れて行ったところ、「症状からして花粉症かな?」と市販の花粉症薬を勧められて終了しました。
アメリカの小児科はそんな感じで、その時点ではアレルギーチェックはしませんでした。
しかもその時期は息子と同じクラスの子も発熱やら鼻血やら、花粉症になった!という子が続出していましたし、クラスのお母さんに聞いても病院で同じような対応をされていました。
で、薬を飲むとまあ少しは収まるかな。。。。と、そんなこんなで気がつけば夏になり、たまに咳が出ていたけれど、あまり気にしませんでした。
ダニアレルギーの対策
対策① 枕とベッドマット

Dust mite対策として一番重要な場所は
1.枕
2.ベッドマット
この2か所。
もちろんもちろん、気が付く場所をどんどん掃除して構いません。
ただ、Dust miteアレルギーは、ダニの死骸やフンを吸引してしまうことが原因。ダニがよく生息し、死骸やフンが出る場所を、まず徹底的に掃除しましょう。
ダニは、マットレス、寝具、布張りの家具、カーペットおよびカーテンに生息しています。が、その中でも一番影響を与えるのは、マットレスと寝具。
特に子供は1日の10時間弱を寝て過ごすので、マットレスと寝具を対策することが重要です。
確かに、息子の咳は寝た後が多かった。。。
といっても、ベッドマット。。。えっ?!買い替え?
ベッドマットや枕をこれを機に買い替えても構いませんが、またダニが発生してしたらまた買い替えますか?
それより、死骸やフンが飛散しない防塵用またはアレルゲン不透過性のカバーを使用すれば、十分対策できます(医師がまず第一にやるように、と言っていたのがこれです)。
実際に我が家が購入した商品のレビューは、後述します。
また、すべての寝具や毛布、専用のカバーなどはHOTの状態で1週間に1度は洗濯をしてください。ぬいぐるみなども洗濯できるものに交換したほうがよいでしょう。
可能であれば、寝室はなるべくカーペットなど無駄な布類を取り除き、モップや雑巾でほこりを取り除きましょう。
対策② 専用の掃除機を使う

真空の排気口を通過するアレルゲンをしっかりキャッチするため、2層マイクロフィルターバッグまたはHEPAフィルターという高効率微粒子をとらえるフィルターを備えた空気清浄機付きの掃除機を使用しましょう

RAYCOP RN UV Sanitizing HEPA Allergen Vacuum
このような簡易の掃除機もあります。
こちらはuvライトでダニなどを殺し、hepaフィルター内蔵なので、しっかりとゴミをキャッチし、逃がしません。
対策③ 湿度を下げる
ダニが生活しにくい環境づくりも重要です。
そのために湿度は50%以下をおすすめします。
除湿器またはエアコンを使用してください。
対策④ 刺激が少ない洗剤に
掃除や洗濯の時に使用する洗剤は、無香料のものをおすすめします。
フレグランスはアレルギーや喘息の人に刺激を与え、悪化させる場合がある、とも言われています。

Seventh GenerationのFree&Clearの無香料洗剤はおすすめの一つです。

また、ローションなども無香料にしたほうがいいでしょう。
このVANICREAMは、こちらにも書いたのですが、染料、ラノリン、香料なしのシンプルなローションで、花粉症で肌が荒れていた私はこれを使い始めて、まったく肌荒れがなくなったという、本当に奇跡の商品。
アレルギーなどで肌荒れが続いている方は、試してみるといいかもしれません。
対策⑤ 空気洗浄機

Blue Pure 411 Air Purifier
掃除機だけでなく、2層マイクロフィルターやHEPAフィルターを備えた空気洗浄機もあるので、それを利用するのもおすすめです。
アレルギー対策用のベッドカバーと枕のレビュー
小児科の先生と話し合った結果、まずベッドカバーと枕をアレルギー対策用のものに変更すること。それでも落ち着かなければ、もう少し対策範囲を広げましょう、ということになりました。
アレルギー対策用の商品は、まずポリウレタン系かコットンか、に分かれます。
ポリウレタン系のほうが目が細かく、安価です。
一方コットン素材では、目が細かい製法にすると、高値な商品になります。
しかし、ポリウレタン系は高温で洗濯・乾燥できる商品が少ない、さらに商品によっては”ビニールっぽい”ので、カシャカシャこすれる音がうるさい、といったデメリットもあります。

AllerEase Allergy Protection Pillow
まず、枕はAller-Ease社のアレルギー用の枕にしました。
この枕はふかふかですごく気持ちがいいです。
ただ枕の中身はコットンではなくポリエステルなので、自分で枕の形を変えて眠りたい人にとっては、ふかふかが強いかもしれません。
この$10ほどの商品ですが、3年間の保証付きです。

Aller-Ease Maximum Allergy Pillow Protector, 2 Pack, White 2 Count
枕がアレルギー対策用なので、もしかしたら必要ないかもしれないのですが、勢いで買ってしまったこちらもアレルギー対策用の枕カバーです。
ポリウレタン系の商品ですが、ツルツル光っているわけでもなく、若干パリッとしているなー、程度です。言われなければ、コットン、と言われてもよくわからないと思います。
この枕カバーは、ポリウレタン系ですが中温で洗濯、低温で乾燥させています(本当は高温で思いっきり洗濯するのが好きなのですが、ぐっと我慢。)が、今のところそれほど劣化は目立ちません。

そして、マットレスをすべて覆うマットレスプロテクターは、ジッパーを使ってしっかりマットレスを包み込むタイプにしました。

当たって痛くないようにジッパーが奥にしまえて、カバーできるようになっているのは、よくできた商品だと思います。
こちらもポリウレタン系の商品なので少しサラサラとした肌触りですが、カシャカシャ眠るときに耳障りなわけでもないので、寝心地は悪くありません。
ただ問題なのが、洗濯。
この商品、表面はコットンっぽくできていて寝心地は問題ないのですが、裏面(内側)はツルツルのビニールコート。
なので、洗濯機にかけると、内側に水が溜まって、脱水した後なのに内側びちょびちょ。
だから乾燥機も最初、裏返して内側を乾燥させて、その後表に返して外側を乾燥させなくてはいけません。
これがまあ、めんどくさい~~!!!!!
しかも、ポリウレタン系なので一応心配で、最初低温乾燥にしていたのですが、まったく乾かない。
ので、思い切って中温乾燥しています。
今のところ、ダメージは見つからないので、まあいいか。
※使用している乾燥機の温度によります。注意して!!
というわけで、ガンガン洗濯、乾燥したいので、初期投資が高いけれどコットンの商品を買うことを、絶対おすすめします!
ちなみにこのベッドカバーは子供用ベッドのサイズが売っていなかったので、もうじき変えようかな、と思っていたこともあり、ベッドマットなども一気に変更しました。
まあ、初期投資にいろいろかかってしまったので、カバーなどはポリウレタン系にしてしまいましたが、コットンだったら気兼ねなく高温洗濯・乾燥も可能だと思うので、コットンのものを買えばよかったな、、、とかなり後悔しています。
ただ、今のところ、ポリウレタン系でも問題なく、なにより息子の夜の咳が止まったので、よかったです。
コメント