日本からお気に入りの家電を持ち込みたいという方は多いのではないでしょうか。
特に日本のご飯がおいしく炊ける高性能な炊飯器やお気に入りのドライヤーなど、できれば持っていきたい、という気持ちはよく分かります。
アメリカのコンセント・プラグ
日米、プラグの形状は同じです。
日本は二股(写真左)、アメリカは三股(写真右)ですが日本の二股をアメリカの3穴コンセントに差し込むことは問題ありません。ちゃんとフィットします。
つまり形状のために変換「プラグ」は必要ありません。
ただ問題は電圧。
日本は基本100V、アメリカは120Vなので日本の電化製品を米国で使うには変圧器が必要では?と思う方は多いはず。
ほとんどの電化製品、変圧器なしで使えるか?と聞かれれば答えは「Yes」、使えます。
しかし、安全かどうか、壊れないかどうか、と聞かれたら答えは「No」です。
一方で日本からそのまま持ち込んで使っても問題がない、というものいくつかあります。
アメリカで変圧器、高性能で精密、消費ワットの高い電化製品には必ず必要!
日本から持ち込む家電で絶対に変圧器を通した方が良い、とほぼ断言できるのが炊飯器。
特に最近のパソコン並みに高性能な炊飯器(IHなんちゃらってやつ)はもう精密機械といった感じ。
ちょっとした電圧変化で誤作動を起こしたり、最悪の場合は故障等ケースも聞いたことがあります。(100%電圧の違いが原因とは言い切れませんが)
↑これは日本のアマゾンで人気の「象印 IH炊飯ジャー 極め炊き 黒まる厚釜 ブラウン 5.5合」という炊飯器の取説に記述されていたものですが、対応電圧は100V。
また、ドライヤーを持ち込む場合も変圧器は必須。
ドライヤーは最近の炊飯器のような精密さはなく、構造は電気を熱に変えるだけの非常に単純な電化製品。そういった意味で炊飯器とは大きく違います。
しかし、1000ワット超えのものも多くあり、消費電力が大きいものほど変圧の影響を受けやすいと思われるため、ショートなどの危険が高まります。
アメリカで変圧器が必要のない家電・ノートパソコン、アイフォンなど
基本的にノートパソコンに変圧器は必要ないものがほとんどです。
確認する方法はアダプター部分をみること。
この東芝パソコンの場合、付属のアダプタに100-240Vに対応と書いてあります。こういった場合は変圧器は必要ありません。
というかノートパソコンのほとんど必要ないはず。
これはおそらくいろんな国に持ち運んで使うことを前提としているからだと思われますが、念には念を入れて一応アダプターの記載事項を確認することは自己責任でお願いします。
またiPhoneやAndroidスマートフォンの充電器なども基本的には100V-240V対応です。
アメリカで買える日本の家電用変圧器
アメリカのアマゾンで購入可能な日本製変圧器、日章工業のNDF-1500U。
この並々ならぬダサさは伊達ではなく、その丈夫さ、信頼性では右に出るものはないと思います。
(おそらく日本でのシェアもこのクラスでもトップなのではないでしょうか)
米国アマゾンではもちろんこのほかにもいろいろな商品がありますが、正直これ一択だと思います。1500Wまで対応なので、炊飯器やドライヤーなど、大抵の家電なら問題なく変圧可能です。
日本のアマゾンでも購入できますが、価格はそれほど変わりません(こちら)。
Simran SM-1000J Step Up and Down Japanese Transformer 1000W
1000W対応でよければ、こういった商品もあります。
LVYUAN(リョクエン)海外国内両用型変圧器 2023モデル
また逆に、アメリカで購入した電化製品を日本で使用したい場合には、このような変圧器を用意すると、昇圧100V/110V→220V/240V、降圧220V/240V→100V/110Vと互いに圧を変えることができます。
なおこの商品はアメリカでも販売されていますが、プラグがアメリカ式の3股タイプでしたので、日本で使用するにはプラグを変えるものを用意しなくてはいけません。
日本で購入すると2股です。
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