アメリカでの子育てと日本での子育てで大きく違うことの一つに放課後の過ごし方があります。
今日はアメリカの子の放課後について紹介します。
学校が終わると
息子の学校は3時に終了します。プリK(小学1年生の1学年下)の子も同じ時間に終了です。
日本だと1年生はもっと早く帰れ、年齢が上がるにつれて授業が長い日が多くなるかと思うのですが、アメリカでは違うようです。
そして学校が終わった後に部活はありません。学校の先生は授業が終わるとさっさと帰ります。
つまり学校で”部活”というものはサポートしていません。
学校の先生は、授業をするだけで、部活の先生はしないのです。
一方で、アフタースクールというものに申し込んでいる子は多いです。
それは保護者が仕事などで帰りが遅い場合、学校を使用して宿題サポートやおやつ、遊びなどをしてくれるいわゆる学童のようなもの。
スタッフは学校の先生ではなく、市やYMCAなどが雇った人です。
息子の学校では、学校のアフタースクールは5時まで、YMCAのアフタースクールは7時ごろまであったと思います。YMCAのスクールはスクールバスで学校からYMCA便が出るようになっています。
もちろん有料ですが、市からの援助があるようです。
また日本と同様に学校が終わったら習い事をする子も多いです。
息子の友人らは、サッカー、野球、空手、フェンシング、アイスホッケーなどを習っており、スポーツの種類は多いなあ、と感心します。1-2か月ごとのセメスターで申し込みがあるので、数か月ごとに習うスポーツを替える人も多いです。
小学校3年生ぐらいになると、チューターと言って、家庭教師を雇う人もちらほらいます。
家や図書館などで勉強サポートをしてもらう場合が多いようです。
子供が一人で遊んではいけない
そしてアメリカと日本の大きな違いは、親がいないと子供が一人で遊んではいけない、ということ。
つまり一人で歩いて通学したり帰宅することはできないので、親やおばあちゃんなどが学校まで迎えに行くか、スクールバスの指定の場所に迎えに行くかしなくてはいけないのです。
これはつまり、子供が勝手に友達と遊べない、ということ。
学校が終わったら遊ぼうね、というのは親同士が話あって、親同伴で会う場所を決めて、、、としなくてはならず、結構大変です。
大体、フルタイムでしっかり働いているお母さんも多く、おまけにシングルマザーも多いのがアメリカ。さらに平日は習い事も入ってきたら、学校が終わってもなかなか遊べないのが現状です。
土日に遊ぶ?いやいや土日は買い出しやら、習い事やら、これまた忙しいでしょ(お母さんが)。
というわけで子供が自分たちで約束をして遊ぶ、ということはある程度の年齢にならなければできず、それまでのサポートは大変です。
と、じーっと待っていても仕方がないので、積極的に自分からアプローチ!!息子が仲良さそうにしている子がいれば、「学校が終わったら公園で遊びませんか?」親にメール攻撃!
面倒だなーと思うけれど、そういうことをしなければなかなか学校外で遊べないので、親が頑張るしかありませんね。
そういったわけで、アメリカと日本では、こどもの放課後の過ごし方がかなり異なります。
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