今回は、アメリカに来てすぐに料理をしようと思ったときに困ってしまう「オーブンの使い方」を紹介します。
また、温度表示が℃ではなくFなのでその違いに戸惑ったりすることもあるので、温度について、さらに簡単なオーブンレシピも紹介します。この機会にオーブン通になってください。
オーブンの使い方
アメリカの家庭では多くがこのようなオーブン付きのコンロが主流です。
そして一方で換気扇が無いことにみなさん驚くことでしょう。
そう、アメリカでは換気扇が無い家がほとんど。
換気扇があった!と思っても、屋外とはつながっていないそれはただの”ファン”です。
というのも、アメリカでは揚げ物とかはあまりコンロでは行わず、オーブンで焼くことが主流なので、換気扇は必要ないというわけです。
コンロ
コンロは大体4か5個のものが多いでしょうか。
それぞれ最大の火力が違う場合が多いので、実際に火をつけてチェックしてみるとよいでしょう。そして、この場所は煮込み用だな、ここは炒め物だな、と定位置を決めていくと良いと思います。
側面にあるノズルをひねれば火が着きます。
オーブンの使い方
さて、いよいよオーブンを使ってみましょう。
このオーブンの場合は、赤丸の場所にオーブンのスイッチがあります。
焼き方はBake とBroilの2種類(スイッチIとJ)。
Bakeは、食べ物を熱風で囲んで加熱する方法。クッキーやケーキを焼いたりするのはこちら。
Broilは、赤外線を使用して食品を加熱する方法です。焼き色を付けるのにもってこいです。魚を焼くとき、トースターのようにパンを焼くときに使うのはこちらです。日本の魚焼きグリルみたいですね。
bread proofは、パンを作る時の発酵機能です。機種によって温度は異なると思いますが、80F-100Fぐらいだと思います。
例えばBakeの場合、ボタンを押して、温度設定を行い(Hボタン)、スタート(Fボタン)を押せば、加熱始まりです。
普通は上段が火力が強く、下段は火力が弱くなっています。
つまりオーブン内の温度は均一ではないので、焼いている最中に時々オーブンを開けて、トレイを回転させたり、トレイの位置を変えることで、均一に調理されるようになります。
UNICOOK Heavy Duty Ceramic Baking Stone
そこで、パンやピザを焼くときにはこういったベーキングストーンを使用すると均一に焼け、パリっと仕上がるのでおすすめです。
Broilの場合は、ボタンを押してスタートするだけ。温度設定は効きません。
また、入れる場所は一番下!!(上の写真のここってところ)
ベークする場所と違うので、気を付けてください。
よくここはあまり使わないから、、、と引き出しに物を入れておく人がいますが、間違えてスイッチを入れてしまったら加熱されますので、何も入れておかないほうがいいでしょう。
セルフクリーニングボタン(ついていない機種もあります)は、オーブン内の食べ物の汚れを高温にして焼き、灰にすることでオーブン内をきれいにする機能です。通常2-3時間ほどかかり、終了後もある温度になるまでドアがロックされて開かないようになります。
燃焼温度が高いので、煙と臭気が発生する場合があります。注意してください。
Easy-Off Heavy Duty Oven Cleaner
掃除はマメに行ったほうが良いでしょう。
こういったクリーナーをかけて、数分置くことで汚れが取れやすくなります。
温度 ℃ではなく℉
アメリカで温度の表示は℃ではなくて℉です。
私はクックパッドなどの日本のレシピを見て料理することが多いので、℃と℉の対応表を冷蔵庫に貼っています。
℃ | ℉ |
160 | 320 |
170 | 338 |
180 | 356 |
190 | 374 |
200 | 392 |
210 | 410 |
220 | 428 |
230 | 446 |
240 | 464 |
250 | 482 |
例えば、グラタンは200-250度が多いかと思います。
200度の時は392F、250度の時は482Fとなります。
一般的に切りのよさから、450Fでいろいろな作業を行うことが多いです。
とっても簡単なオーブンレシピ
これまでオーブンを使ってピザを焼いたり、グラタンを焼いたりしていたのですが、楽だな~と思える料理はしてこなかったので、オーブンって”簡単で便利”というイメージはありませんでした。
でも、まさにこの記事を書く2日前、出会っちゃいました、楽だなーって思えるレシピ。
家族にも大好評だったので、早速紹介します。
オーブンでから揚げです。
鶏肉500gほどを酒大さじ2、醤油大さじ1、生姜、ニンニク少々に1時間ぐらい漬けておきます。
その後、片栗粉(私はコーンスターチを使いました)大さじ3を加えてよくもみます。
そして、油を大さじ3加えて、またもみます。
トレーにベーキングシートや写真のようなマットを敷いて、鶏肉を重ならないように置きます。
この時、皮を上にしてください。
そして、余熱した425℉で20~30分焼きます。
で、オーブンから出してみると、カリカリになってる!!
オーブンに入れただけなのに、見た目はから揚げになってる!!
で、食べてみると、”から揚げ~”
しかも、ジューシーだし、うま味がすごい。
揚げるよりもおいしいかも。
揚げ物って、揚げ油の片づけとか大変だし、油が飛ぶし、、、と食べたいけれど作るのが億劫になる料理なのですが、オーブンだったらいれっぱなしでOKだし、トレーを洗うだけだから片付けも簡単。
それでいてカリカリだし、うま味もあるから、最高!!
手抜き料理には見えない!!
大根おろしと一緒に食べてもおいしそうだし、人が来た時にしゃべってる間に出来あがるから便利だなー。おすすめです。
コメント
こんにちは。とてもお役立ち情報満載のブログでありがたく拝見しております。
ブロイラーについて、家のオーブンと位置が違うなぁと思って見てみると、電気オーブンとガスオーブンとでは、位置が違うみたいですね。
https://www.homesandgardens.com/kitchens/where-is-the-broiler-in-the-oven#:~:text=If%20you're%20working%20with,you've%20found%20your%20broiler.
ちなみに私はオーブンのブロイルで魚を焼くのが好きです。それか味付けした肉と野菜をone pan で焼くのも好きです。でも夏場は暑いのであんまりオーブン使いたくないですね。
ちっち様
コメントありがとうございます。
位置がいろいろ異なるんですね。情報ありがとうございます。
記事に反映させていただきますね。
私も味付けしたお肉と野菜をオーブンで焼くギュウギュウ焼き(っていうんでしたっけ??)がすごく好きです。