今回は「アメリカで犬を飼う時にしなくてはいけないこと、守らなくてはいけないルール」について紹介します。
なお、州や都市によってルールは若干異なりますので、今回はNY市について紹介します。
犬を探すには
最初に、犬をどこで探したらいいのでしょうか?
場所としては
1.ペットショップ
2.ブリーダー
3.シェルター
が主に考えられるでしょう。
しかしNY州の場合、子犬、子猫、ウサギをペットショップで販売することは2024年12月からできなくなりました。しかし、新しい飼い主を探している養子縁組団体と連携した養子縁組として、動物を紹介することはできるので、ペットショップで相談をすることも良いでしょう。
また欲しい犬種が決まっている場合には、ブリーダーで探すと良いでしょう。その犬種について詳しいので、詳しく話を聞いたり、どうすればいいか、がわかりやすいです。
シェルターよりも平均して高額になる場合が多いです。
各犬種ごとでクラブがあるので、問い合わせをすると身近にいる会員のブリーダーを教えてくれると思います。こちらに各犬種とHPがまとめてあるので、参考にしてみてください。
一方シェルターは、犬種も様々。また過去にどんな状態だったか、も様々です。そういった意味では、良縁を求めてまず行ってみるのもおすすめです。
シェルターのスタッフは、複数の犬種や性格などに詳しいので、どんな質問に対しても適切な回答を得ることができるでしょう。家族にとって納得のいく出会いがあるかもしれません。この場合、犬はワクチンを打たれ、避妊や去勢もされている場合が多いです。
DOG LOWについて
NY市では犬や飼い主が守らなくてはいけないDOG LOWという法律があります。(詳しくはこちら)
リーシュ
街や公園を歩くときには、犬は6フィート以下のひもにつなげなくてはいけません。ルールを無視すると、$200-400の罰金が科せられる場合があります。
もちろん、ドッグランができる場所では必要ありません。
Ruffwear, Flagline Dog Harness, Lightweight and Reflective
この軽量で丈夫なハーネスは、胴長な犬におすすめ。ハンドルは、障害物を登る際に子犬を助けるのに理想的で、適度なフィット感が犬の体を適度に包み込み、擦れる心配もありません。
うんちをとる
犬のうんちに関する法律は、NY市が最初に制定しました。
犬を散歩させている時には、歩道、側溝、通り、その他の公共の場所に行ったフンをすべて取り除き、きちんと廃棄しなくてはいけません。NY市内の公道にあるゴミ箱に入れるか、自宅に持ち帰るなどしてください。これに違反した場合は、$250の罰金を科せられる場合があります。
気に入ったうんち用の袋ケースを用意しておくと良いですよね。
上の商品は、よく見かける袋ケースです。袋のロールがケースに入って、キーホルダーのように掛けることができます。
迷惑禁止
ペットを所有する人は、公共の施設や場所で迷惑をかけてはいけません。(罰金:200〜400ドル)
他のルール
ライセンスタグ
公共の場に出る時には、犬は首輪に有効期限ステッカーが付いたライセンスタグをつけなくてはいけません。 ライセンスは、ニューヨーク市保健精神衛生局(New York City Department of Health and Mental Hygiene)を通じて、オンライン、郵送などで購入できます。 ライセンスタグは、犬が迷子になった場合、飼い主と再会するのを容易にし、狂犬病や他の病気の封じ込めを促進し、そして避妊/去勢法を施行するのを助けることができます。
同時に、IDチップを取り付けることも検討してみてはいかがでしょう。肩甲骨上の皮膚の下に注入される小さなマイクロチップです。 各チップには固有の番号があり、連絡先の詳細とともにデータベースに登録されています。 ペットが紛失または盗難に遭った場合、犬と飼い主を照合するのに有効な手段になります。
狂犬病ワクチン接種
すべての犬は、生後4か月までに狂犬病ワクチンを、その後定期的に追加免疫を行わなくてはいけません。なお、ワクチンの証明は、トリミング、プレイグループ、ドッグランでも必要になります。
犬を長時間つながないこと
2011年、ニューヨーク市議会は、3~12時間を超えて犬を鎖でつなぐことを禁止する法案を可決しました。 非人道的に繋がれた犬は攻撃的になり、噛む可能性が高くなるため、動物虐待と人間への害の両方を防止することを目的としています。
犬が噛んだ場合
犬が人や介助犬を噛んだ場合、最高400ドルの罰金を科される場合があります。また、 深刻な身体的傷害を引き起こす場合、罰金は800ドルにもなることがあります。
その他
獣医によるチェックアップ
新しい犬を家に迎えたら、1週間以内に獣医にチェックアップしに行きましょう。健康診断だけではなく、その後の予防接種の相談も行えます。
また予期せぬ事態に備えて、犬の健康保険、24時間年中無休対応の緊急時の獣医についても知っておく必要があります。
また、経験が少ない場合には、犬のトレーニングなどについても相談することができますし、トレーニングスクールなどの情報ももらえると思います。
電車やバスに乗る場合
NY市のバスや地下鉄は、犬の乗車を許可しています。
しかし、必ずキャリーバッグなどのコンテナに入れなくてはいけません。
タクシーの場合は、会社によって異なるので、事前に確認が必要です。
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