NYは半袖も着れるような季節になってきました。メモリアルデーも過ぎ、徐々に夏到来。
その前に、この季節はポイズンアイビーという植物が繁殖する時期でもあります。
草刈りをしていたり、ハイキングに出かけるときなどに注意が必要な植物なので、今回紹介します。
ポイズンアイビーって何?
ポイズンアイビー(poison Ivy)とはこのような3つの葉が固まったツル状の植物。
これに触るとアレルギー反応で、発疹ができたりかゆみが生じ、人によっては数週間も続くやっかいな植物です。
この時期は緑生い茂る中に彼らも生い茂るので、見落としがちで、ポイズンアイビーの被害にあう人も多いです。
ポイズンアイビーの見た目
春には他の植物同様に芽を出します。
最初は写真のように赤い葉。茎などは緑色です。
フウセンカズラと間違えやすいと言われています。
これが葉の成長と共に赤色から緑色に変化していきます。
このような3枚の葉がセットになって、ツルになって広がっていきます。
そして秋から冬にかけて、葉が枯れて散りますが、ツルは残ります。
写真のように木に根のようなものを生やしたツルがあれば、おそらくポイズンアイビーの可能性が高いでしょう。このツルも毒があるので、触らないでください。
またこの時期にはPoison Ivyのほかにpoison Oak, Poison Sumacという同様の毒がある植物が生育します。葉の形を覚え、注意してください。
ポイズンアイビーに触ると起きること
ポイズンアイビーは植物に含まれるウルシオールという油性の樹脂がアレルギー反応を引き起こします。この樹脂は葉、茎、また根にも含まれており、植物を切った時にはガス状になるので触らない、吸い込まないように気を付けなくてはいけません。
約15%の人は免疫があると言われていますが、多くの人が樹脂に触ることで肌のかゆみ、赤み、腫れ、発疹、またガスを吸い込むことでの呼吸困難が起きます。一般的に触れてから12~48時間後に発症し、2~3週間持続するようです。
ポイズンアイビーに触ってしまったら
触った場合にはすぐに肌を洗い、樹脂を流してください。洗い流すことで発疹ができる可能性が低くなります。
Tecnu Extreme Poison Ivy and Oak Scrub
このような専用の商品でしっかりと樹脂を肌から取ってください。そしてかゆい場合には冷たいシップを貼るなどすると皮膚のかゆみが多少おさまります。
しかし、アレルギー反応は人それぞれですので、激しくなる前に医師の診察を受けることをおすすめします。
ポイズンアイビーを駆除する
Roundup Concentrate Poison Ivy Plus Tough Brush Killer
ポイズンアイビーは人に対しては刺激がある植物ですが、環境の中では果実や葉が様々な動物に食べられるなどの役に立っているので、可能な限り残してあげることをおすすめします。
庭の人がよく通るところに生えた場合には上のようなポイズンアイビーを処理する液体をまくと良いでしょう。
しかしツタ状で根を張り、根の中にも樹液があるので切るなどの処理をするときには長袖の手袋、シャツ、ズボン、および目の保護などをしっかりとして行ってください。ポイズンアイビーに対しての知識が少ない場合や自分のアレルギー反応の度合が分からない場合には、大変危険なので業者にお願いしたほうが良いでしょう。
★追記
息子が友達の家の庭のやぶに入ってしまったサッカーボールを探しに、短パンで入ってしまい、みごとにポイズンアイビーにやられました。
赤い筋のようなものが足に何本か付き、痛くてかゆい、と言っていたので、ポイズンアイビーかと思いしっかりと水洗いをしたところ、だいぶ落ち着きました。
その夜のお風呂上りにもう一度、かゆい、と言っていましたが、翌日にはかゆみはなくなっていました。大事にならなくてよかったです。
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