ニューヨーク国連本部を徹底ガイド!見学ツアー体験レポート

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ニューヨークに国連本部があること、ご存じでしたか?
時々、国連本部での会議のことなどがニュースになっていますが、その会場はニューヨークにあり、さらにその国連本部では見学ツアーが行われています。
そのツアーではまさにニュースで見る会議場が見学できたり、展示されているアート作品を紹介してくれたりと見どころが満載です

ニューヨーク国連本部とは

国際連合本部ビルはニューヨークマンハッタンイーストリバー沿いのタートル・ベイと呼ばれるエリアに位置しています(マップ右側)。1st Avenueと42と48とストリートの間にあります。


第二次世界大戦の勃発を防げなかった反省を踏まえ、第二次世界大戦終結から1か月半後の1945年10月24日にアメリカ合衆国、イギリス、ソビエト連邦、中華民国などの連合国が中心となり51ヵ国の加盟国で国連が設立されました。
そして、同12月にアメリカ連邦議会は国際連合本部を同国に誘致することを全会一致で決めました。しかし、アメリカ国内でも場所探しは難航したのですが、ジョン・ロックフェラー2世が現在の場所を購入する費用850万ドルの提供を申し出たことにより決定したといわれています。

建物は地上39階・地下3階建ての事務局ビル、総会会議場、理事会会議場、図書館から成るとても大きなものです。
この建物はロックフェラーセンターの建設にも参加したアメリカの建築家ウォレス・ハリソンが責任者とオスカー・ニーマイヤーをはじめとした設計委員会により設計され、1952年にすべての建物が完成しました。

Wikipediaより

国際連合本部の西側正面には500フィート以上に渡って192か国の加盟国の国旗がアルファベット順に並んでいます。とても象徴的な場所だと思うので、ぜひ記念写真を。

では、ツアーの流れを紹介します。

まずは、国連の建物に入る前に、IDチェックを行うため、道路を渡ったところにある建物1F(青丸)に行きます。
とっても普通の建物なので、え?ここで?と思ってしまいますが、一歩入るとカメラが幾つも設置されているなど、セキュリティーレベルが高いことがわかります。

18歳以上の人は、写真付きIDとツアーの予約が証明できるものを用意しておいてください。
IDチェックが終わると、腕にはめるタグがもらえるので、手首に付けて国連建物にはいりましょう。
そこで荷物検査などが行われます。

荷物検査が終わると、広い敷地に出ます。ここには、各国から贈られた作品が飾られています。

こちらはnon-violenceというカール・フレデリック・ロイテルスワルトの作品

それぞれの作品はかなり立派で、アート性も高いので、それらを見るだけでもとても面白いです。

そこから建物に入り、奥まで進むとツアー受付があるので、予約したツアー名とその時間、参加者名を伝えるとステッカーがもらえます。胸に貼って時間まで待ちましょう。

時間になるとツアーの人集まってください、と声掛けが行われ、グループになりツアー開始です。

ツアーの見学先は、会議ビル内の安保理、信託統治理事会、経済社会理事会の会場です。会議の様子を外のモニターから見れるときもあります。会場を見ながらそれぞれの会の機能や活動などの話も聞くことができます。
さらには、館内にある壁画なども見たり、説明を受けることができます。

経済社会理事会議場がこちらです。
経済,社会,文化,教育,保健,人権分野といった非政治的な国際問題について研究と報告を行い、加盟国、関係機関に勧告を行うことで活動を調整します。

こちらは「世界で最も重要な部屋」と称される安全保障理事会議場です。
安全保障理事会は、 平和と安全の維持に責任を負う主要機関。
会議場はノルウェーのArnstein Arnebergが設計したもので、一般傍聴席164席、プレス用118席が設けられています。
大壁画は「灰から飛び立つ不死鳥」というPer Krohgの絵が印象的です。

最終見学先は、総会議場
国際連合総会が開催される1321席議席が設けられているとても大きな会場です。
議席のほかに記者席、傍聴席なども設けられており、すべての席に英語・フランス語・ロシア語・中国語・スペイン語・アラビア語の同時通訳を聞くことができるイヤフォンがあります。
各国代表団は、座席に緑、赤、黄色のボタンがあり、それにより賛成、反対、棄権の投票をすることができます。

ホール両サイドにはフランスの芸術家フェルナン・レジェによってデザインされた大きな絵が飾られています。

ツアーは1時間から1時間半ほどかかります。結構しっかり歩くなあ、という印象です。
ですので、荷物は少ない状態で参加したほうがよいでしょう。

残念ながら近年は日本語のツアーがないようでしたので、私たちは英語のツアーに参加しました。
時々難しい話もありましたが、会議場が見れたり充実していました。

ギフトショップ、国連切手販売カウンター、カフェ、トイレなどもあります。

ツアーに参加しなくてもビジターセンターへ入ることは可能ですが、総会議場などに入ることはできません。1952年以降、3700万人以上の人がツアーに参加しているそうですよ。

スケジュール・予約

ツアーは、私の参加したスタンダードツアーのほかに、ガーデンツアー、アートツアーなどツアー内容が特化したものもあります。

最近のスタンダードツアーでは、英語のほかに、中国語、アラビア語、フランス語、ロシア語、スペイン語でツアーが行われており、日本語のツアーは行われていません。しかし、ツアー中にこちらが英語で話さなくてはいけない場面はほぼないので、英語などツアーの言語が分かったほうがもちろんいいですが、特別な会議場などを見学することができるので、言葉がいまいちわからなくても参加するのも良いと思います。

予約はこちらから、日にち、ツアー内容、時間を選んでいきましょう。

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