アメリカのスーパーでの牛乳売り場には、たくさんの種類のミルクがずらーーり。日本よりもスペースが大きくて、種類がたくさんあります。
よくわからない単語も多くて、適当に買うと、、、実は牛乳じゃなかったりする。
おまけに、スタバやカフェでミルクを使う飲み物を頼むと、牛乳の種類を聞かれるので、牛乳の種類を知らないと結構つらいこともあります。
そこで今回は「アメリカの牛乳の種類について」詳しく紹介します。
牛乳の大きさ
左から順に
1ガロン(1 gallon、3.785リットル)、
ハーフガロン(1/2 gallon、1.89リットル)
1クォート(1 quart、946ミリリットル) この3サイズが主流です。
一番右のクオートサイズが日本の1L サイズの牛乳に近いサイズにあたりますね。
私は1クオート(約1リットル)を週に1本程度しか飲まないのですが、スーパーのレジで見ていると、ガロンサイズをバンバン買っている人をたくさん見かけます。たくさん飲むんでしょうねー。すごいなー。
そして、牛乳だけではありませんが(卵とか)、梱包が甘いのか取り扱いが雑なのか、漏れている牛乳も多いので、購入するときは漏れがないか口がしっかり締まっているかを絶対確認してください。
種類が豊富
牛乳は、成分の違いや材料の違いから、いろいろな種類があります。
Whole Milk
いわゆる普通の牛乳をWhole Milkと呼びます。
脂肪分は3.25%程度ですが、ビタミンAやDなどをさらに添加した商品が多いです。
Reduced Fat Milk・Low Fat Milk
いわゆる「低脂肪牛乳」のことで、脂肪分2%のものをReduced Fat Milk , 脂肪分1%のものをLow Fat Milkと呼びます。
味はWhole Milkよりも薄い感じがしますが、脂肪を少しでも抑えるためにこれらを推奨する医師も多いです。ちなみに栄養素はWhole milkと大差ありません。
Fat Free・Non Fat Milk・Skim Milk
牛乳から脂肪分を取り除いた「無脂肪牛乳」のことで、Fat Free、Non Fat MilkやSkim Milkと呼びます。もちろん脂肪分は0%。
Half and Half Milk
牛乳と生クリームが半分ずつ入ったコーヒー用のミルクのことを、Half and Half milkと言います。
脂肪分は10.5%-18%で、日本のコーヒー用のミルクより少しさっぱりしていますが、カフェオレの時に入れたりします。もっとこってりしたミルクがお好みでしたら、コーヒーの時に生クリーム(heavy cream)を入れるとよいでしょう。
Lactose Free Milk
ラクトースの入っていない牛乳で、ラクトースアレルギーの方に好まれる。
カルシウム、プロテイン、ビタミンD、といった栄養価は普通の牛乳と同じ。
Soy milkなど
いろいろな穀物から水と合わせて作られた商品が出ていて、”Milk”と表示されえています。
これらは牛乳ではありませんが、コレステロールやカロリーが牛乳よりも抑えられているものが多いので、牛乳に代わる飲み物として健康志向の方に好まれています。
でも、甘味や、フレイバーが付いている場合が多いです。
Soy milk(大豆)、Almond Milk(アーモンド)、Rice Milk(米)Coconut Milk(ココナッツ)などがあります。
Heavy Cream、Whipping Cream
※写真はOrganic Valley HPから
生クリームはHeavy CreamおよびWhipping Creamと呼ばれます。
それぞれの脂肪分は、Heavy Creamは36% 以上 、Whipping Creamは30~36%です。
カフェオレの時にコーヒーに入れたり、ケーキを作るときに泡立てて生クリームを作ったりします。
Condensed Milk ・Evaporated Milk
両方とも牛乳を濃縮したいわゆる”コンデンスミルク”ですが、Condensed Milkは糖分が加わった甘いもの、Evaporated Milkは糖分は加わっていないので甘くありません。
かき氷の時には、Condensed Milk!!のほうを使ってください。
殺菌方法
※写真はOrganic Valley HPから
牛乳のパッケージよく書かれている「PASTEURIZED(殺菌済)」は、LTLT、もしくはHTST処理を示し、「Ultra Pasteurized」と書かれているものは、UHT処理されたものです。
殺菌方法は温度・時間によって異なり、3種類。
LTLT(Low Temperature Long Time)
145°Fで30分処理する低温殺菌方法。値段は高め。
HTST(High Temperature Short Time)
161°Fで15 秒処理する方法。アメリカの牛乳はこの殺菌方法が多いようです。
UHT(Ultra High Temperature)
275-302°F で4-15 秒処理する超高温瞬間殺菌方法。
賞味期限
アメリカの牛乳の賞味期限は、日本に比べて長く決められています。
「Sell by 日にち」と書かれていて、UHT処理はしっかりと菌を殺すので、賞味期限はLTLT、もしくはHTST処理よりもかなり長く設定されています。
しかし、配送や陳列状況にもかなり左右されるので、賞味期限を丸々信じないほうがいいかもしれませんし、開封したら賞味期限は関係ありませんので注意してください。開封後の賞味期限は5日程度です。
ちなみにOCT05の右側に書いてある34-1594はどこでこの牛乳が生産されたか、の番号になります。このページで番号を入力するとわかるようになっています。
そのほか
よく牛乳に書いてある単語を紹介します。
Homogenized Milk
加熱した牛乳を加圧しながら脂肪の粒子を小さくする処理をった牛乳のこと。粒子のサイズを均一化し、分離しないように処理したもののこと。HOMOなどと書かれている場合もあります。
non-rBST Milk
成長ホルモンを使っていない牛の牛乳。
Raw Milk
直接牛からしぼったままの殺菌されていない牛乳。
安全上の問題から、州によって売買可能・不可能と分かれます。
有名な牛乳メーカー
Horizon Organic ホライゾン オーガニック
牛のマークでおなじみのホライゾンは、1992年からのオーガニック製品会社。
牛乳以外にもチーズや卵もオーガニックのものを提供しています。
Organic Valley オーガニック バレー
※写真はOrganic Valley HPから
オーガニックバレーは、1988年より設立された農業協同組合です。2016年にはアメリカ、カナダ、オーストラリア、UKの約2000軒の農家がアメリカを含む25もの国に製品を提供しました。
ちなみに、Organic(オーガニック)ミルクは、このOrganic ValleyのようにOrganic のグリーンマークがついている商品だけが認められたものになっているので、注意してください。
コメント
[…] クについてより詳しい情報はこちらに書かれています。アメリカの牛乳の種類・サイズ・生クリームなど牛乳関連について […]