今日は、アメリカのウォシュレット事情についてお話しします。
特に日本でウォシュレットを使っていた方は、アメリカってウォシュレットあるの?日本から持ってきたほうがいいの??と気になることも多いことでしょう。
アメリカで普及しているか?購入できるか?といったことをまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。
ビデの歴史
元々、ビデは1710年ごろにフランスで生まれたと考えられています。水を噴射するハンドポンプが原型です。その後1960年代にアメリカでアーノルドコーエンによって発明されました。
しかし、その時アメリカでは99%の人が”ビデ”のことを聞いたり、みたことがなかったようです。
また、トイレスペースも狭く、新しい電化製品を付ける余裕もなかったことから、アメリカでは全然広まりませんでした。
一方、TOTOは、アメリカから温水洗浄便座を輸入して日本で販売していたのですが、家庭用ではなく病院向けでした。それを家庭用にサイズや使いやすさを改良して販売したのが”ウォシュレット”(TOTOの商品名なんです)です。
アメリカでのウォシュレット普及状況
日本ではTOTOのウォシュレット発売後、CMが大当たりして一気に普及しました。現在では総世帯でなんと73%もの普及率だそうです(2020年3月時点)。
またビデは、ヨーロッパ、南アメリカ、中東、アジアを含む世界の約80%でトイレ装備の標準的なものとみなされています。
さて、ではアメリカでの普及率はどうでしょう?
2012年に1571.3Kユニットの販売台数だったところ、2016年には1983.3Kユニットとなり、
さらにここ5年では毎年10%以上の増加率だそうです(TOTO調べ)。
最近発売されたトイレでは、タンク、シートと共にビデ機能が付いたものが標準タイプで、さらにはヒーター付きシート、自動開閉式の蓋、内蔵スピーカー、オーディオなどの機能も備わったものが発売されており、新型に搭載することで普及が広がっているようです。
また、国外旅行をして一度ビデを体験した人が、旅行から帰ってきて”付けたい!”となるようです。
じわじわと普及が広がっていることもあり、Amazonでも多くの商品が販売されています。
アメリカのウォシュレットタイプと人気商品
先ほど書きましたが、ウォシュレットはTOTOの商品名。まあ、Washletと検索しても商品は出てくるようですが、一応英語ではBidet Seat(toilet)といいます。
アメリカで売れている主要メーカーとしては、ToTo、Kohler、American Standard、Inaxなどありますが、Amazonで売れ筋上位50位の内9個もToTo商品が入っているので、今回はAmazonで売られているToToの主力商品(便座タイプ)を紹介します。
商品 | S550e | S500e | K300 | C5 | C2 | A2 |
コントローラー | リモート | リモート | リモート | リモート | アームパネル | アームパネル |
温風乾燥 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
洗浄タイプ | Oscillating & Pulsating | Oscillating & Pulsating | Oscillating & Pulsating | Oscillating & Pulsating | Oscillating & Pulsating | Oscillating |
空気脱臭 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
Wide Front Cleanse | ○ | ○ | – | – | – | – |
温水 | 常時温め | 常時温め | 常時温め | 貯湯 | 貯湯 | 貯湯 |
蓋の 自動開閉 | ○ | – | – | – | – | – |
ナイトライトモード | ○ | – | – | – | – | – |
便器洗浄 | EWATER+/ PREMIST | EWATER+/ PREMIST | EWATER+ ノズルのみ/ PREMIST | EWATER+ ノズルのみ/ PREMIST | EWATER+ ノズルのみ/ PREMIST | – |
リンク ₍代表例) | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら |
※上記の商品はすべてヒーター付きシートです。
※商品リンクを掲載しましたが、一例です。型番、便座の形(ElongatedとRound)など異なり商品ページは1つではないので、ご注意ください。
Amazonで買えるToTo商品は$300~$1000ほど。自分で取り付けれる動画もTOTOから紹介されているので、比較的手軽に購入・取り付けができるようですね。
ウォシュレット購入前に気を付けること
電源が必要なので、最寄りのコンセントまで届くかどうか?を事前に確認しておきましょう。
届かないようであれば、延長コードなどを用意しておくなどしてください。
作業は水を止めて行わなければなりませんが、バルブを事前に止めて、きちんと水が止まるか確認しておいてください。錆びていてバルブが動かなかったり、中のゴムが劣化していて水が止まらないこともあります。水がとまらなければ作業ができないので、注意してください。
同時にタンク下の部品を二股のものに替えてウォシュレットとつなげるのですが、届かないなど支障があればExtenderを購入するなどしてください。
トイレは形が違いElongatedとRoundの2タイプあります。
便座によって商品が異なりますので(2タイプ販売されています)、かならず確認してください。
同様に水タンクと便座の角度もフィットするかどうかに関係します。注意してください。
取り付け時に必要な道具を用意してくださいね。
ウォシュレットの取り付け方
便座をはずし
ウォシュレットを取り付けるための部品を付けます。
水を止め、タンク下の部品を二股のものに交換し、ウォシュレットをつなげてください。
コンセントとつなげて完成です。
というわけで、アメリカでもウォシュレットは簡単にAmazonで購入できますし、取り付けも自分でできるようです。
TOTO☆Japan-Portable Bidet Handy Washlet Cleanser
ちなみに、どうしても取り付けられない、とか旅行や出張先でも使いたい方は、こういったポータブルタイプもおすすめです。
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