みなさん、Bittersってご存知ですか?
お酒好きな人ならご存知な方もいらっしゃるかと思うのですが、カクテルに使うリキュールです。
私はお酒は好きですが、家でカクテルを作ることはしませんが、このBittersにちょっとハマっているので、紹介します。
ビターズ Bittersって何?
ビターズ bittersとは、薬草・香草・樹皮・香辛料・精油など数種類を酒に抽出して作られる苦味の強いリキュールです。一般的には、カスカリージャ、シナモン、ゲンチアナ、オレンジ・ピール、キョウチクトウの樹皮などが使われます。
ビターズの起源は、古代エジプト人がワインの瓶に薬草を煎じて飲んでいたことにあるようで、中世に蒸留アルコールの入手が可能になると、より濃縮された薬草のビターズが可能になりました。19世紀には船酔いや胃の病気などに効くとして広まっていたのですが、カナリーワインに加える習慣が旧アメリカ植民地で大流行し、これがカクテルとして広まりました。
今ではカクテルには酸味や甘味が含まれていることが多いため、ドリンクのバランスをとり、より複雑で完成度の高い味にするためにビターズを数滴加え、使用されます。
今では様々なブランドからビターズがつくられていますが、その詳しい製法は秘伝とされている場合が多く、調合はブランドによって大きくことなります。
ビターズの種類
伝統的に、ビターズは茶色のボトルに入っており、紙に包まれていたり、アポセカリー式の焼印が押されています。ひと振りすると中身が数滴ずつ出るようになっているボトルに入っています。
ビターズで有名なものは、アンゴスチュラ・ビターズとオレンジ・ビターズです。
アンゴスチュラ・ビターズは1824年にドイツ人医師、ヨハン・ゴッドリーブ・ベニヤミン・ジーゲルトがベネズエラの町「アンゴスチュラ」滞在中に考案したビターズ。 当初は強壮剤として作られ、現在もラベルに健康に及ぼす効果が書かれています。
マンハッタンやピンク・ジンをはじめとした多くのカクテルに使用されています。
もう一方のオレンジ・ビターズの風味はドライな香りからフルーティなものまで幅広く、セビリア・オレンジの皮とスパイスから作られるのが一般的です。
ビターズBittersの使いかた
ビターズをカクテルに使う、というのはもちろんですが、使い道はそれだけではありませんよ。
焼き菓子を作るとき
焼き菓子を作るときにバニラ・エクストラクトの代わりにビターズを使うと、いつものものと少し変化がでます。ただしビターズは苦みがあるので、量はバニラエクストラクトよりも控えめに、最初は数滴にしてみてください。オレンジビターはレモンパイなど柑橘系のお菓子に、アンゴスチュラビターは濃厚なチョコレート系のお菓子に使うといいでしょう。
レモネードやジュースに
レモネードやジュースに加えるのもおすすめです。
定番のアンゴスチュラはドリンクをきれいなピンク色に変えてくれます。また、ラベンダー・ビターズのような珍しいものを選ぶとグラスに美しい花の香りを加えることができます。
ビールに
我が家で流行っているのがこの飲み方。
ちょっとビターズを加えることで、なんだか風味がアップして、おしゃれな味に大変身。
というか、きっと調べたらこういう飲み方もカクテルとして存在しているかもしれないです。
カクテルを作る!というのは不慣れなので、私にはハードルが高いのですが、赤ワインとか、思いついたものにビターズを加えて、いつもとちょっと違う飲み物、にして家飲みを楽しんでいます。
Bitters “Triple Play” Variety 3-Pack
比較的低価格で”いつもと違う”を楽しむことができるので、Bittersぜひ一度お試しください。
Amazonではこういったセットも売っていました。1度で3本そろうのも魅力的。
なかなか日本ではなじみがないかもしれないので、お酒好きの人へのギフトにもおすすめです。
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