先日、Wiseで海外送金をするととてもお得だ、という記事を書きましたが、その時にいろいろ調べていたところ、Wiseのデビットカードは、海外で買い物や食事などで使用するととてもお得で便利なことが分かりました。
さっそく、Wiseデビットカードについて紹介します。
Wiseデビットカード どんな人に便利?
さて、Wiseで海外送金をするととてもお得だという記事を先日こちらに書きましたが、Wiseはデビットカードもとっても便利です。
- 複数の国を旅行する予定、つまり幾つかの通貨が必要になる人
- 海外に長期滞在するが、現地の銀行口座が作れない、もしくは作るのに時間がかかる人
- 海外に行くが、両替レートがお得な状態で、買い物や食事を楽しみたい という方にお勧めです。
私のような、海外に在住しており、一時帰国する場合にも便利そう。
日本に一時帰国する時にはもちろん日本円が必要なんだけど、あまり円を余らせたくもない。
そして、給与はアメリカドルで、かつアメリカの銀行に入っているので、一時帰国時に円を用意するのがめんどくさい。そんな時にこのWiseデビットカード、かなり使えそうです。
Wiseデビットカード 何が得か?
- Wiseのアカウントにお金をチャージしておけば、デビットカードを使って、低い両替手数料と無料の取引手数料で決済をすることができます。
チャージは¥以外の通貨でも可能ですし、支払いも$以外の通貨でも可能です。 - アカウントに必要な通貨がなくても、最も手数料が安くなる通貨から自動的に両替をしてくれるので、必要な通貨で支払い、出金が可能です。
- 現地ATMからの出金も可能。
- 万が一、カードを紛失しても、アプリから凍結させれば良いだけ。
低い両替手数料と無料の取引手数料
Wiseのデビットカードで出来ることは、上の図に描きましたが、日本やアメリカで作った一般的なクレジットカードでも、海外で問題なく使用することができます。
しかし、Wiseと大きく違うのは、手数料やレートの金額です。
手数料 | |
楽天 Visa | 1.63% |
三菱UFJ Master | 2.2% |
イオン Master | 1.60% |
手数料やレートは、クレジットカード会社、さらにVisa、Masterなどで異なります。
通貨によっても異なりますが、一般的なクレジットカードでの手数料は大体1.6%~2%程度かかります。
一方、Wiseは、現地通貨が既にチャージされていれば、手数料はかかりません。また、現地通貨がチャージされていない場合、両替手数料がかかりますが一般的なクレジットカードよりもかなり安く設定されています。例えば、アメリカですと0.7%ほどしかかかりません。
さらにWiseの場合、土日や夜間などの手数料変動もありません。
またレートですがWiseの場合、為替レートとほぼ同じ。
つまりWiseでは、手数料がかなり安く、レートも良いので、海外決済はかなり格安に行うことができます。
さらに、クレジットカードの場合は、決済データがカードの決済処理センターに届いた日がレート換算日となるため、利用後すぐに請求額が確認できません。しかし、Wiseデビットカードは即時に換算されるので、請求額の確認がすぐに可能です。
現地ATMからの出金
日本でカードを発行した場合には、月に2回、計3万円まで引き出し手数料が無料です(ATM自体の手数料はかかります)。3万円を超えた場合、越えた金額の1.75%が手数料としてかかり、さらに3回以上の引き出しでは1回あたり70円かかります。
アメリカでカードを発行した場合には、月に2回、計$100まで引き出し手数料が無料です(ATM自体の手数料はかかります)。$100を超えた場合、超えた金額の2%が手数料としてかかります。さらに3回以上の引き出しでは、1回の出金あたり$1.5かかります。
これなら、急に現地で現金が必要になった時も、安心です。
なお、アカウントに保有していない通過を出金した場合には、両替手数料がかかります。
Wiseデビットカードの作成方法
カードを作成してから、使用するにはまず、Wise口座を作ってください。
Wiseアカウントの作成方法はこちらに記載しました。
また、こちらからWiseの口座開設を行った場合、最大$600までの送金手数料が無料になる割引が得られます。
口座が開設できたら、”カード”のページからデビットカードの注文を行ってください。
なお、カードの新規発行には1200円かかります。
またカードは大体2週間程度で届くようですが、急いでカードが欲しい場合には、速達配送を申し込むと良いでしょう。
カードが届いたら、携帯にアプリを入れ、そこからアカウント内にお金をチャージしましょう。
そして、その後、”カードのアクティベート”をしなくては、カードを使用して支払いや出金ができませんので、注意してください。
Wiseデビットカードのアクティベート方法
カードのアクティベート方法は、
Wiseアカウントにログイン後、”カード”を選択、”今すぐ有効化する”を選択し、カードと一緒に届いた紙に記載された6桁のPINコードを入力してください。
また有効化はカードを発行した国でのみ可能なので、アメリカで発行した場合は、アメリカで、日本で発行した場合には日本で行ってください。
2023年3月27日以前に日本で発行されたカードの場合は、イオン、イーネット、デイリーヤマザキのATMでカードの暗証番号(PIN)を入力して残高照会を行うか、現金を引き出すことで有効化できます。(現金の引き出し方は以下に説明します)
Wiseデビッドカードを使って、ATMで現金を引き出す方法
日本発行のWiseカードの場合、海外のほとんどのATMで使用可能です。また、日本で使用する場合は、
イオン銀行、ファミリーマートのイーネット、デイリーヤマザキのみで利用できます。
ATMの手順
取引開始ボタンを押し、カードを入れる
「国際カードInternational cards」を選択する
「出金」を選択
暗証番号を打ち込む(6桁のPINを求められる場合に4桁のPINしかなくても、4桁のPINを入力する)
出金する金額を入力する
現金を受け取る
※PIN確認方法:Wiseアプリのアカウント-PINとカード詳細-暗証番号-パスワード入力-PINが表示されます
口座内の両替方法
両替は
Wise「ホーム」画面で両替したい通貨の残高を選択、”両替する”を選択し、両替したい金額と両替先の通貨を選択する。詳細を確認して確定すると、通常、両替は数秒で完了しすぐに残高に反映されます。
円安、円高などレートが良いときに、必要な金額を両替しておくと良いでしょう。
個人のユーザーは24時間以内に15回まで両替することができます。
ブラジル・レアル(BRL)残高には1回の両替あたり10,000 BRLの上限が設けられています(現地の税金が適用される場合があります)。
注意すること
Wise口座に100万円以上残高があるとアカウントは自動閉鎖されます。注意してください。
Wiseデビットカードが利用できる国
日本で発行したカードを利用できない国
アフガニスタン、ベラルーシ、ブルンジ、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ、コンゴ民主共和国、キューバ、エリトリア、イラン、イラク、リビア、ミャンマー、北朝鮮、ロシア、ソマリア、スーダン、南スーダン、シリア、ベネズエラ、イエメン
アメリカ発行のカードを利用できない国
アフガニスタン、ベラルーシ、ボリビア、ブルンジ、カンボジア、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ民主共和国、コートジボワール、キューバ、北朝鮮、エリトリア、エチオピア、イラン、イラク、 ケニア、レバノン、リビア、ミャンマー、ネパール、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、パラグアイ、サントメ・プリンシペ、ソマリア、南スーダン、スリランカ、スーダン、シリア、タジキスタン、タンザニア、トルクメニスタン、ウガンダ、ベネズエラ、ベトナム、イエメン
コメント