先日、2023年度のアメリカで赤ちゃんに名付けられた名前ランキングが発表されました(BabyCenter調べ)。
アメリカでの名付けは日本と同様に、音やスペルでも流行りがあります。毎年、少しずつ人気の名前が変わっているんですよ。
また、アメリカで出産準備をすすめている方は、日本でもアメリカでも通じやすい名前がいいな、と思う人も多いかと思います。そのような方にも、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
女の子の名前 トップ5
- 1位 Olivia
- 2位 Emma
- 3位 Amelia
- 4位 Sophia
- 5位 Charlotte
男の子の名前 トップ5
- 1位 Noah
- 2位 Liam
- 3位 Oliver
- 4位 Elijah
- 5位 Mateo
名前の傾向
ニックネームとしても使われる名前
ニックネームとして使われる名前の人気が上昇しています。エリー(15位)がエリザベスやエレノアといった名前を抜き、ジョシーがジョセフィーヌを上回りました。そして、セオドアよりもセオ、レオナルドよりもレオ(8位)が人気となっています。
また、男の子ではテオ(441位)、コア(290位)、ジェイ(255位)、カイ(21位)、女の子ではリア(270位)、ティア(464位)、ジョイ(327位)といったスペルの少ない名前が、以前よりも人気上昇しています。全体として、短い名前が人気のようです。
人気スポーツ選手、歌手の名前やその子供(2世)の名前
歌手のリアーナ(1721位)、ビヨンセの名前は今年ランクインしなかったが彼女のアルバム名にちなんだサシャ(652位)、テイラー・スウィフトのアルバムの楽曲にインスパイアされたBetty(920位)、サマー(68位)、アイビー(28位)なども名前の人気が上昇しています。
また、日本以上に有名俳優や歌手などの子供は、ネポ・ベイビーと呼ばれ、なにかと注目を集める存在であり、注目度と比例するかのように当然、名前も人気となっています。シンディ・クロフォードの娘であるカイア(143位)、俳優のウィルスミスの息子ジェイデン(271位)、俳優アダム・サンドラーの娘サディ(64位)、俳優ユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘マヤ(37位)、歌手レニー・クラヴィッツと女優リサ・ボネットの娘ゾーイ(46位)なども上昇中です。
スポーツドキュメンタリーは2023年に大きな注目を集めました。そこで、赤ちゃんにスポーツドキュメンタリーにインスパイアされた名前をつける親が少なからずいました。
ドキュメンタリー映画『ベッカム』もあり、ベッカムという名前は4ランクアップの221位、デビッドは8ランクアップの36位、ヴィクトリアは6ランクアップの51位となっています。また、テニスを題材にしたドキュメンタリー映画『Break Point』のおかげで、テニスプレーヤー名からマリア(77位)、マッテオ(106位)も上昇しました。
名前の最後の音やスペル
男の子の名として「-en」で終わる名前は、順位を下げました。ジェイデン、ライデン、ケイデンといった名前の順位の下落が顕著でした。
一方で、ya という音とスペルを最後に持つ女の子の名前を使う親が増えています。シヤ(第436位)、ハヤ(第402位)、イナヤ(第403位)、アーディヤ(第475位)、アリヤ(第251位)などは前年度より100位以上も上昇しています。また、ソフィア(4位)、イザベラ(7位)、ルナ(9位)、ミア(8位)などでわかるように、aで終わる女の子の名前も人気のようです。
日本でもアメリカでも使えそうな名前
今回、人気の名前をざっと目を通してみたのですが、
女の子では、8位のMia、23位の Ella、37位の Maya
男の子では、8位のLeo、21位の Kai などは、日本名としても違和感がないのではないかな?と思います。
グローバルに育ってほしいと願って日本でも、アメリカでも呼びやすい名前を考えている方には、おすすめです。
コメント