アメリカの食用油 種類について:サラダ油、米油、ココナッツオイルなど

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今回はアメリカの料理油について紹介します。
日本では珍しいスプレー式オイルもアメリカではよく使う商品なので、その使い心地も紹介します。

料理油の種類

トレーダージョーズ 油コーナー
トレーダージョーズ 油コーナー

アメリカのスーパーでは、本当にたくさんの種類の食用油が売っています。
正直、値段を見て「高いな、これは安いなー」と思うだけで、どんな特徴があるかもわかりませんよね。そこで、今回、食用油の種類について簡単にまとめてみました。

ただ、油についての健康情報はとってもたくさんあふれていて、何がいいのか、悪いのか、簡単に説明できる状態ではないようですね。オリーブオイルはOKでしょ?とか、植物オイル全般は結局だめ!とか、いろいろな意見があるようで、値段が高ければ身体に良い、というわけでもなさそうです。

なお、Smoke pointとは:油が燃えて煙を出し始める温度のことを言います。その温度を超えて調理すると、焦げ臭くなったりしてむいていません。高温で調理するものか、低温で調理するものかを知っておくことが、料理ごとのベストな油を知る方法だと思います。

Vegetable oil

SMOKE POINT: 400-450°F
以前は大豆の油から作られていましたが、近年では大豆、ヒマワリ、コーン、キャノーラ、ゴマなどが混ざった製品となり、Smoke Pointが高いので揚げ物に最適です。
また風味も特徴がないので、扱いやすく、ソテーやドレッシングなどマルチに使えます。
日本でいう”サラダ油”に近いです。

コーン CORN

SMOKE POINT: 453°F
こちらもSmoke Pointが高いので、揚げ物に最適です。
またコーンの風味も料理に強く影響するものではないので、揚げ物のほかにも炒め物などといろいろな料理に活用できます。

キャノーラオイル Canola oil

SMOKE POINT: 400°F
キャノーラオイルも万能オイルの1つです。
キャノーラは1960年代に自然交配から作られたアブラナの一種です。
こちらも比較的安価で炒め物からドレッシングまで活用できるオイルです。

オリーブオイル Olive oil

SMOKE POINT:Extra virgin olive oil 325°F ~、virgin olive oil 420°F
オリーブオイルにはさまざまな風味、質感、色があり、それを料理とともに楽しむものだと思います。
エキストラバージンオイルは低いSmoke Pointなので、サラダドレッシングとして使うのがお薦めです。一方で、揚げ物には向いていません。
また一方で、バージンオイルの方がSmoke Pointは高いので、加熱する料理にはこちらが良いでしょう。

アボカドオイル Avocado oil

SMOKE POINT:520°F
日本ではなじみのないアボカドオイルですが、アメリカでは近年、よく見る商品となりました。
一価不飽和脂肪に富んでおり、またルテイン、クロロフィルなどアボカドの栄養豊富な成分が含まれているので健康に良い、と言われているようです。
また肌や髪に塗って保湿に使ったりもするようです。
オイルは緑色で少しアボカドの香りがします。Smoke Pointが高いことから、いろいろな料理に使えますが、少し高価です。

ココナッツオイル Coconut oil

SMOKE POINT:280°F (virgin); 365°F (refined)
ココヤシの実から作られたココナッツオイルは、 室温で白く固まる数少ないオイルの一つです。インド、フィリピン、カリブ海などの地域で、長い間このオイルを利用してきました。
Smoke pointが低く、また室温で固まるのでドレッシングにはむいていません。
少しココナッツ風味がするので、お菓子やデザート、ポップコーンを作るときなどにむいています。
健康面では、良いHDLコレステロールを上昇させるようですが、一方で悪いHDLコレステロールも上昇させるようです。また飽和脂肪が多い製品です。

グレープシードオイル Grapeseed oil

SMOKE POINT:435°F
ワインを作るときに残ったグレープシードを使って作られるオイルです。
強い風味を持つ料理でも使えるまろやかな風味のオイルで、シェフや食通の人がこだわって使う場面が多いオイルでしょうか。
酸化しないために、冷蔵庫で保管することをお勧めします。

ピーナッツオイル Peanut oil

SMOKE POINT: 471°F (refined); 320°F (unrefined)
飽和脂肪の割合は他の植物油よりもまだ高いほうに位置づけされますが、それでもなおヤシ油やパーム油より飽和脂肪が少ないので、”ピーナッツオイル使用!”とうたっているお店は多いです。
淡い色で、ナッツの香りや風味があるので、アジアっぽい料理にむいているでしょう。

ごま油 Sesame oil

SMOKE POINT: 350°F (toasted); 445°F (refined)
アジア、インド、中東でよく使われるごま油は、もちろん日本でもなくてはならなあい油の一つですよね。
炒った胡麻のごま油は強いカラーを持っており、風味も強いです。
開封後は、冷蔵庫で保管することをお勧めします。
一価不飽和脂肪と多価不飽和脂肪が等しく入っており、コレステロールと血圧を改善するのに役立つと言われています。

ヒマワリ油 Sunflower oil

SMOKE POINT: 441°F
色も淡く、香りもマイルドで、Smoke pointも高いので様々な料理をするのに向いています。
一価不飽和脂肪を含み、飽和脂肪が少ないため、心臓にリスクがある人にむいているそうですが、さらに、スーパーなどでは”高オレイン”に加工された商品が多く販売されています。

そのほか

米油

Kevala Rice Bran Oil
Kevala Rice Bran Oil

Kevala Rice Bran Oil
日本で好んで使う人も多い米油。
アメリカアマゾンでも購入できます。
アメリカでは、米油がコレストロールの低下作用があることから、太らない油として健康意識の高い人たちの間で人気なようです。

スプレー式オイル

トレーダージョーズ Canola Oil Spray
トレーダージョーズ Canola Oil Spray

さて、健康志向が高いアメリカでは、このようなスプレー式オイルも定番です。

トレーダージョーズ Canola Oil Spray
トレーダージョーズ Canola Oil Spray

シューっとすると、このようにスプレーした場所だけ薄く油でコートされる商品です。
液体だと結局たくさん瓶から出ちゃうし、多すぎたら拭かなきゃいけないし、、、でも、スプレータイプならシューシューなので、量も調整が簡単
むっちゃ使いやすい!!です。
私は特に”卵焼き器”で卵焼きを作る時に、重宝しています。
上の商品はトレジョで買ったのですが、特に香りなどもなく、いろいろな料理の時にシューシューっとして使っています。

エアフライヤー

Philips Airfryer, The Original Airfryer with Bonus 150+ Recipe Cookbook, Fry Healthy with 75% Less Fat, White HD9220/58

最近、我が家にもエアフライヤーが登場しました。
使ってみると、確かにから揚げなんかは、実際の油で揚げたほうが油もしたたってカリッとしておいしいです。しかし、油を使わないのにここまでカリッとするのか、というのがエアフライヤー。
とにかく油の消費がかなり減るので、驚きです。
あと、他の料理を同時進行で行えるので、とても良いですよ!

FryAway Pan Fry Cooking Oil Solidifier
FryAway Pan Fry Cooking Oil Solidifier

FryAway Pan Fry Cooking Oil Solidifier

油で揚げ物をした時には、こういった固めるテンプルのような商品があるので、ぜひ使用してかたずけてください。絶対に油を排水溝に流さないでくださいね。

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