日本の雑誌をついつい見ると、この時期だからか”大掃除”系の特集が多いですね。
いやー、アメリカって大掃除しないからね、と、大掃除しなくてもいいんだ!と思い込むようにしているんだけれど(いいとこどりです)、心は日本人なのでちょっとそわそわしています。
そしてそんな大掃除特集につきものなのが「セスキ炭酸ソーダ」らしい。・・・なにそれ?
アメリカで主婦していると、日本の情報にむちゃくちゃ疎くなります。
一方で、日本では”掃除”や”整理整頓”の商品や情報がアメリカよりもすばらしいので、便利なものならぜひ試したい!!
なんだかセスキ炭酸ソーダーのパウダーを水で希釈するようですが、、、、そんなの売ってない!
でも、やってみたい。
というわけで、今回は「セスキスプレーをアメリカで手作りする方法」を紹介します。
作るのも簡単でしたし、使ってみてすごくきれいになったので、かなりおすすめです。
今更かもしれないけれど、セスキ炭酸ソーダって、すごい!!
セスキ炭酸ソーダってなに?
重曹と炭酸ナトリウムで構成された「アルカリ剤」です。
重曹はPH8.2, セスキ炭酸ソーダはPH9.8。
重曹よりもアルカリ性が強いので、汚れを落とす力も強いです。
アルカリ剤は、PHでいう反対の”酸性”の汚れを落としてくれます。
酸性の汚れとは、油や皮脂汚れ。
なので、基本的にキッチン汚れ、お風呂の皮脂汚れの掃除で使えるアイテムです。
一方で、水を吸い込んでしまう素材があるところでは使えません。つまり家具や畳などには使えません。また、水垢汚れも落とすことができません。
セスキ炭酸ソーダを手作りしてみよう
といっても、結局売っていないんだよね、そんなミラクルパウダー。アメリカじゃ。
と思わないで!なんとか手作りできますから。
そもそも、セスキは重曹と炭酸ナトリウムを1:1で混ぜたもの。
PITTIE Arm & Hammer Pure Baking Soda Shaker Each 340 gm,Pack of 2
重曹は、炭酸水素ナトリウム、ベーキングソーダとも言い、アメリカのスーパーで普通に売っています。洗剤コーナーか、ベーキングコーナーにあります。
Arm & Hammer Super Washing Soda 55 oz.
一方の炭酸ナトリウムは、washing sodaともいい、こちらも購入することができますよ!
そこで、重曹と炭酸ナトリウムを混ぜれば完成です!
でも私の家の近所のスーパーでは、Washing sodaが見つけれなかった。
そんな時には、”重曹(ベーキングソーダ)”を加熱することで、Washing sodaに変化させることができるのです。
結局、重曹しか使わないんだ、となんだか変な気分になりますが、大丈夫ですよ。
そこで私はちょうど重曹が家にあったので、それを加熱して作っていこうと思います。
重曹からセスキ炭酸ソーダを作る方法
さて、私は家にあったBaking Sodaを使うことにします。
こちらは、箱の右下にクッキーの絵がかいてあるように、料理用のグレードのベーキングソーダです。
掃除用のものより少し割高ですが、私は家にあったこれを使います。改めて買う場合には掃除用のものを買ったほうがお得です。
耐熱容器にベーキングソーダを広げます(厚さ1/2インチ程度)。
これを、400Fに熱したオーブンに入れ、時々かき混ぜながら1時間加熱すれば、炭酸ソーダの完成です。
加熱後、特に見た目の大きな変化はありません。
ただ、100グラムぐらいを加熱したんだけれど、加熱後は62gになっていました。
さて、Washing sodaが完成したので、重曹と1:1で混ぜて、ストックパウダーの完成です。
水500mlに対し小さじ1杯を混ぜて使用してください。
セスキ炭酸ソーダ液を早速使ってみた
早速使ってみました。手っ取り早く、キッチンのコンロで試します。
微妙に掃除していないリアルな汚さのコンロですみません。これに、セスキ炭酸ソーダ液をシュシューっとかけて、5分ぐらい置いてみました。
おおお!!
擦らずにさっと拭いただけで、むっちゃきれいになった!!!!
で、驚くべきなのが、コンロの火の場所。
コンロもすごく古いので、火が出る金属の場所は、さーっと拭いたりしますが、焦げがもう取れないと思い込んでいました。
でも、試しにセスキをかけて5分ほど置き、たわしで少し擦ったら、すごくきれいになった!!!ホントに少しこすっただけ。ぜんぜん疲れない!
皆がセスキ水、セスキ水と言うわけがわかった気がします。
大掃除は嫌いだけど、セスキ水を使って”おおおー”と言いたいので、掃除してみようかな。
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