アメリカのスーパーでは、日本よりもオートミールのコーナーが大きいですよね。
それだけアメリカではオートミールがよく食べられています。その分、オートミールも幾つかタイプが違っていたり、味がついているものも売っています。
そこで今回はオートミールについて紹介します。
腹持ちが良いので、朝食におすすめですよ。
オートミールってなに?
オートミールは、オーツ麦(オート麦)を脱穀し、蒸して平らにしたもの、またはオーツ麦の殻を製粉したりカットした粗い粉のことを言います。オートミールには豊富な食物繊維とプレバイオティクスが含まれており、体にさまざまなメリットをもたらす可能性があります。
- 血糖値を下げる
- 抗酸化物質を提供する
- 腸内の健康なバクテリアを促進
- 満腹感を与え、体重管理をサポート
- 便秘を解消します
- 皮膚のかゆみと炎症を緩和
オートミールを食べることで、こういった効果があると言われています。
満腹感を与え、便秘を解消することから、ダイエットや日頃の体調管理として食べる人も多いようですね。
ちなみに1日におすすめするオートミール摂取量は1カップ。
米国農務省(USDA)によると、この量には154カロリー、27グラムgの炭水化物、4gの食物繊維が含まれていることになります。
オートミール商品の種類
大まかにオートミールは5つのタイプに分けることができます
Whole Oat Groats
オーツ麦の粒を外皮を取り除いたのみで、ふすま、胚乳など最も丸ごとそのままの形で使用したものです。調理時間が長く、30分から45分ほどかかります。コンロ、スロークッカー、インスタントポットで調理できます。オーツ麦のリゾットや穀物ベースのサラダなど、風味を楽しむ料理に最適です。
OLD FASHIONED
これはロールオーツとも呼ばれます。
最もポピュラーなのが、このタイプです。
オート麦の粒を蒸した後、鉄のローラーで平らに伸ばして作られます。メーカーによって厚みがことなります。油脂が安定し、オートミールの鮮度が長持ちします。
オーバーナイトオーツ、パンケーキ、焼き菓子、ミューズリー、グラノーラ、グラノーラバーなど様々な用途に使用することができます。
QUICK
クイックオーツは、ロールドオーツの別バージョン。オーツ麦の粒を蒸した後、ロールオーツよりも薄く延ばしたり、小さく刻んだりして調理時間を短くしたタイプのものです。
手軽な朝食や焼き菓子、オーバーナイトオーツ、スムージー、グラノーラ、パンケーキに最適です。
INSTANT
インスタントオーツは、ロールドオーツを最も加工したものです。蒸して丸めた後、調理し、乾燥させ、細かく刻んだものが多いです。インスタントオーツは最も早く調理され、お湯に浸すか電子レンジでチンするだけで食べられます。インスタントオーツは加工食品に含まれていることが多いので、不必要な添加物や砂糖が含まれていることがあります。インスタントオーツを購入する際は、原材料がオーツだけであることを示す栄養表示ラベルを確認するようにしましょう。インスタントオーツは、オールドファッションオーツに比べ、もっちりとした食感になります。
STEEL CUT
スチールカットオーツは、オーツ麦を2~4つに刃でカットして作られます。丸ごとのオーツ麦よりも少し噛み応えのある食感になります。通常調理には20-30分かかりますが、電子レンジで調理したり、オーバーナイトオーツに使用したり、グラノーラにすることはお勧めしません。
Quaker Old Fashioned Rolled Oats
メーカーとしてはこの顔でおなじみのQuakerが有名です。
どこのスーパーでも売っています。
Quaker Organic Instant Oatmeal
こういった味が付いているタイプは、水やミルクを入れて温めるだけで良いので、とても手軽です。
1食分が袋に小分けされているので、数種類の味を用意して、朝選ぶのも良いですね。
Gerber Organic 2Nd Foods Sitter Banana Oatmeal Baby Food Glass Jar
離乳食としてオートミールを使うのも、定番です。
日本でいうおかゆみたいな感覚で、食べさせているようですよ。
オートミールの食べ方
OLD FASHIONEDなどのオーツ麦はすでに蒸してから加工されれいるので、柔らかくすれば食べることができます。例えば水やヨーグルトに一晩漬けておくことで、熱を加えずに柔らかくして食べることができます。浸すことででんぷんが分解され、天然のフィチン酸が減少し、オーツ麦の栄養素をより効率的に体に取り入れることができます。もちろん水や牛乳などと一緒に加熱して食べることもできます。
電子レンジ調理法
オーツ麦と液体(水や牛乳など)を1:2で混ぜ、蓋をせずに電子レンジで2分ほど(様子をみてください)加熱する。
加熱での調理方法
コンロで作る場合も、オーツ麦と液体の比率は同じです。小鍋で液体を沸騰させ、弱火にしてオーツ麦を加え、かき混ぜながら、とろみがついて液体をすべて吸収するまで加熱します。5分ほどで完成します。
オーバーナイト
オーバーナイトオーツは、オートミールを牛乳などの液体に浸すことで、加熱調理をせずに食べれるように柔らかくする方法です。大体2時間以上、または一晩浸すことでオートミールが食べれる柔らかさになります。しかし、鍋などで加熱するよりもやはり固めなので、好みが分かれるかもしれません。
おすすめは、牛乳でオートミールを柔らかくして、イチゴ、バナナなどのフルーツとシナモン、さらにナッツなどを加えるとデザートのようで、食感も様々で楽しめます。
また牛乳とブラウンシュガーやメープルシロップで食べるのも、シンプルでおいしいですよ。
おすすめオートミールクッキーレシピ
このほかに、オートミールを小麦粉に混ぜたりして、ケーキ、パンケーキ、クッキー、エナジーバーを作る方法もあります。
私がよく作るレシピを紹介します。
材料 (12-16枚)
オートミール—70g
All purpose—30g
砂糖—20g
塩—ひとつまみ
油—大さじ2
水—大さじ2
チョコやクルミなど—30-40g
作り方
材料を全て混ぜ合わせます。
大さじ1-2のボール状にしてベーキングシートに置きます。
スプーンなどを使って、ボールをぎゅっと押しつぶし、温めたオーブン325Fで15分ほど焼いたら完成です。
食べ応えがあるので、エナジーバーのように小腹が空いたときや、時間がないときの朝にも食べたりしますよ。水分がたりずにまとまらないようであれば、少しずつ水を足してください。
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