アメリカでは病院で処方箋を出してもらった場合、最寄りのPharmacy(薬局)で処方箋を見せ(もしくは指定した薬局に医師から処方箋を送ってもらって)薬を受け取る、という流れとなっています。
しかしそこで、フルカバーの薬ならば支払いはありませんが、加入している保険のカバー内容によっては一部費用を払わなければいけません。もちろん医療保険に入っていない場合、もしくは保険でカバーしていない内容の薬だと全額負担です。
ちなみに全額負担の場合、受け取るPharmacyによって薬の値段が大きく違うこと、ご存じでしたか?
薬局によって価格が違う
例えば、こちらでも紹介したピル Tri-Sprintec の場合、
全額負担だと
Walmart–$9
Stop n Shop–$12
CVS–$32
Rite Aid–$40
Walgreen–$40 だそうです。
一番高いところと安いところで$30以上の差があるんですよ!
処方薬の価格は規制されていないのでこのようにPharmacyによって大きく価格が変わるのです。
どこが安い薬局?安くする方法は?
そこで、処方薬ごとにどこが安いPharmacyか、もしくはもっと安くする方法があれば、知りたいですよね?
なんと、GoodRxというサイトがそれを解消してくれます。
GoodRxは現在の価格を表示してくれ、さらには割引クーポンを発行してくれるので、より安く購入することができます。
GoodRxとは?
GoodRxとは、カリフォルニア州サンタモニカからFacebookの元役員のDoug HirschとScott Marletteによって2011年に設立されました。
ちなみに、Marlette氏は、Facebook当初20人の従業員のうちの1人で、Facebookの写真アプリケーションを作成した人物だそうです。
処方薬のコスト削減を交渉するために、国内の主要処方薬会社と提携しており、HP・アプリから割引クーポンを発行します。ウェブサイトは月間400万人が訪れているそうです。
私はもちろんGoodRxの回し者ではなく、いつも利用していた低価格のWalmartが閉店してしまったために、ポチポチとどこのPharmacyが安いかな?と調べていたところ、このサイトに出会いました。
アメリカの医療費はとっても高いので、こういったサイトが普及すると利用者にとってとても良いと思うので、紹介します。
GoodRxはどうやって使うの?
使い方はとても簡単。
GoodRxのトップページから目的の薬名を入力して、検索するだけ。
検索したら、このように主要なPharmacyとクーポンを使った場合の価格リストが出てきます。
そこで、利用したいPharmacyの列の「GET FREE COUPON」というグリーンのボタンをポチっとすると
このようにクーポンが出てくるので、印刷をして、薬局に見せてください。
スーパーで食品などを買うときに使うクーポンと同じ使い方です。
GoodRxはアプリもあるので、アプリを使うなどしてクーポンを提示してもかまいません。
これだけ、すごく簡単でしょ!
GoodRxの良いところは、このクーポンを出すために、個人のアカウントを作る必要もなく、さらに無料!
しかし、保険がカバーしている場合Co-payとして一部費用を負担しなくてはいけませんが、このクーポンを使った方がCo-pay価格よりも下がる場合があるようです。
しかし、その場合は、クーポンと保険を同時に使って、Co-pay価格を下げることはできません。
ただし、GoodRxはその場合、
”Ask your pharmacist to help you find the best possible price.” として、相談してみてください、と書いているので、まずはクーポンを見せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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