アメリカのトイレットペーパーホルダーって、日本だと当たり前についているこういった蓋、ついていませんよね。
そういうこともあってか「トイレットペーパーの置く向き」で流派が2つに分かれるんです。
え!驚き!でしょ。
流派とはこのように、トイレットペーパーのロールの端が手前にある”OVER”タイプと、端が奥にある”UNDER”タイプ。
日本人は蓋があるのに慣れているから、蓋が無くても自然にOVERタイプに置いているかと思いますが、いやいや、実際にアメリカ人の友人の家ではUNDERだし、たまにレストランとかでもUNDERに出会ったりするのです。
では実際にどれぐらいの人が2派に分かれるのでしょうか。
Cottonelle(トイレットペーパー会社)による1999年の調査では、68%の人がOVERタイプ、25%の人がUNDERタイプという結果が出ています。
じゃあみんなOVERにすればいいのにね、と思うのですが、両者意見があるようで。
OVERタイプの良い点は、
・紙が取りやすい
・ホテルなどでは、最後のシートを折りたたんで部屋が掃除されたことを示しますが、その場合このタイプだと折りたたみやすく、見やすい。
・汚れや細菌を移すリスクを減らす
UNDERタイプの良い点は、
・ロールの端が見えないため、きれいな外観になる。
・幼児や猫などがロールで遊ばなくなる。
まあ、使用%と一緒で、良い点の勢いもOVERタイプのほうが優勢な感がありますね。
さて、まじめに回答すると、トイレットペーパーロールに関する1891年の特許から判断すると、OVERタイプのようにトイレットペーパーは置くべきだそうです。
しかし、このOVERとUNDERの話は、いろいろな観点から考察されています。
人間工学、歴史、などなど。
その一つにパーソナリティー。結果としては、OVERタイプの人よりもUNDERタイプの人のほうが性格がのんびりしているそうです。
まあ、この論争は、日本でいう”タイ焼きをどこから食べる?”に似たもので、永遠に続くのでしょうかね。
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