アメリカの小銭の種類と両替する方法

アメリカで、現金で買い物をすると、小銭が貯まり、すぐにいっぱいになってしまいます。

しかも、１円、5円、50円という単位になれている日本人にとっては、25セントなどというコインはとても中途半端に見えて、使いやすいんだか、使いにくいんだかわからないし、＄〇〇と言われても聞き取れずに多めにお札で払ってみる、そしてたくさんおつりをもらってしまう、、ということも多いでしょう。

一方で、自宅に洗濯機がない場合、ランドリーに行かなくてはいけないけれど、ここも25セントを何枚も使って払う、アメリカ謎方式。

パーキングも25セントで支払いしなきゃいけないし、あーー、どうしてそんなに25セント依存なのおお。25セントが大量に欲しい！！

というわけで、今回は「お札からコインに、コインからお札に両替する方法、コインの種類」を教えます！これで、25セントを簡単にゲットすることができます。

コインの種類

アメリカでは、コインに通称が付いています。
銀行などでも、通称を使って会話するぐらい当たり前に使うので、覚えておきましょうね。

コインは正式に、上から25セント、10セント、5セント、1セント。
大きさはバラバラだし、区切り方も日本と違うから、あ～慣れるまで大変です！

このほかに特別硬貨などの1ドルなどがあります。

↑　１セント（通称　ペニー　Penny)
第16代大統領、エイブラハム・リンカーンが描かれています。

↑　5セント（通称　ニッケル　Nickel）
第3代大統領トマス・ジェファーソンが描かれています。

↑　10セント（通称　ダイム　Dime）
第32代大統領フランクリン・ルーズベルトが描かれています。

↑　25セント（通称　クォーター　Quarter）
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンが描かれています。

ちなみに裏側は、右のようなワシの絵柄が多いですが

このようにアメリカ合衆国各州のデザインが描かれたものもあります。
写真はコネチカット州のものですね。

State Series Quarters Collector Map

趣味で全州集めて、↑このようなパネルに入れる人もいるみたいです。

このコインはクォーターという通称でよく呼ばれます。
コインランドリーや自動販売機などでは、これしか利用できない場合が多く、アメリカではむちゃくちゃ使用頻度の高いコインです。

1ドル硬貨　（通称　ゴールデン・ダラー GOLDEN DOLLAR)

たまに出てくる１ドルコイン。 めったに出会わないので、うれしい気もするけれど、結局は使いにくいのでとっても迷惑。

お札をコインへ両替する方法

お札をコインへ両替するには、
　1.　1ドル札を25セントに両替する両替機を利用する
　2.　銀行で替えてもらう　という方法があります。

1.　1ドル札を25セントに両替する両替機を利用する。

1ドル札を25セントに両替する機械や両替機は、コインランドリーやモールなどで子供が遊ぶ遊具施設のそばなど（25セントを使うおもちゃがあるところ）に設置してあります。
少量のクオーターが必要な場合は、これをササっと利用すればOK.
でも、コインランドリーや遊具を使うわけじゃない場合に、大量の両替をするのはやめましょう。

2.　銀行で替えてもらう。

この方法がいたってシンプル。
銀行では、好きな硬貨、大きなお札から小さなお札などに替えることが可能です。
窓口で＄20程度を出して、「Could you change for quarters?」などと伝えればOKです。しかし、銀行の「debit card」を出して、と言われるので、両替する銀行で口座を持っていないと両替してくれないのかもしれません。ですので、両替する$20以外にDebitカードを持っていくことをお忘れなく。ちなみに、手数料はかかりません。

コインをお札に両替する方法

大量に貯まったコインをお札に両替するには、
１　大手のスーパーで見かける両替機（コインからお札へ）を使う。
２　銀行で両替する。　の2種類があります。

１　大手のスーパーで見かける両替機（コインからお札へ）を使う。

大手のスーパーには、このような両替の機械がおいてありますので、これにコインをジャラジャラっと入れてください。（Coinstarのサイトはこちら・Coinstar両替機が置いてある場所も、検索できます。）

しかし基本的には、現金に換えると手数料がかかります（ Coinstarの場合11.9% +＄0.25のFeeがかかります。2022年9月現在）。現金のほかにギフトカードなどにも換えることができます。

使い方はいたって簡単。
お金を置く箱のような箇所に、じゃらじゃらーっとお金を入れて

箱を持ち上げて傾けると、じゃらじゃらーっと機械の中に入っていき、カウントしてくれます。

かちゃかちゃというお金がカウントされている音を聞きながら、画面の変化していく金額を見ていると、むちゃくちゃわくわくします。

おお、＄26にもなりました。むちゃくちゃうれしいもんですね！
カウントが終わると機械からレシートが出てくるので

最寄りのサービスカウンターに持っていけば、現金をくれますよ。

２　銀行で両替する。

銀行によって、お手軽な機械があってコインをじゃーっと入れればいいところ（TD Bankなど）もあるでしょうが

100 Assorted Bundle Flat Striped Coin Wrappers, 25 of Each

多くは、このようなPaper coin wrapper（コインロールでも通じます）に自分でお金を詰めて銀行に持っていけば、お札に替えてくれます。
たとえばこの赤いコインロールには、25セントを10ドル分（40枚）入れてください。
※ロールの紙は、Amazonなどでも売っているようですが、銀行の窓口で「Paper coin wrapperください～」と言えば、無料でくれます。

銀行にお金を詰めたロールを持っていくと、なんと銀行は、いちいち中身をチェックせずに、ロールの数だけを数えて紙幣に替えてくれますよ。グラムとかはかっているのかもしれませんが、うーん、おおざっぱだ！

というわけで、お札からコインへ、コインからお札へ替える方法を紹介しました。
手数料がかからないことから、銀行を利用するのが一番スマートな気がします。

どこでドル→円に両替するのが得か?!　も参考にしてくださいね。