アメリカで桃がおいしい季節がやってきました。といっても日本の桃とちょっと違います。
桃の種類、形だけではなくて、なんと食べ方も違うんですよ。
今日はそんなアメリカの桃の種類、選び方、食べ方を紹介します。
桃の種類
桃はもともと中国原産の果物ですが、アメリカでは300以上の品種、世界では2000以上の品種が栽培されています。中でもアメリカでメインな桃は、Yellow Peach, White Peach, Doughnut peach,そしてNectarineです。
Yellow Peach
アメリカの多くの桃がYellow Peachです。
その名の通り、果肉がソフトイエロー、オレンジイエローのものがこの種類になります。
果肉は甘くて少しだけ酸味があります。
White Peach
これはいわゆる日本でもよく見かける”白桃”です。
酸味がYellow Peachよりも少なく、甘みが強いのが特徴です。
しかしYellow Peachよりも柔らかいので、焼くと形が崩れてしまいます。
生で食べたほうが向いている品種だと思います。
doughnut peaches
ドーナツのような平らな形の桃が最近特に人気が高まっているドーナッツピーチです。
赤みを帯びた黄色っぽい皮ですが、果肉は白く、甘いのが特徴です。
最近ではスーパーでも見かける回数が増えましたが、どちらかといえばファーマーズマーケットでよく見かける品種です。ファーマーズマーケットでこのドーナッツピーチが出てきたら、”おっ、桃の良い季節がやってきたなっ~!”とワクワクします。
Nectarine
桃の表面にある細かい短い毛がない品種が、ネクタリンです。
ネクタリンはモモと同様に果肉が黄色または白色です。
似たものでプラムがありますが、プラムのほうが小さいですよ。
桃と同じように甘い香りがしますが、食感は固めでリンゴっぽいです。
選び方・食べ方
すごく注意してほしいのが、桃の選び方。
というのもアメリカで売っている桃は、基本的に”固め”なものが多いからです。
というのも、アメリカでは桃をそのまま食べる以外に、サラダに混ぜたり、焼いたりして食べるので、固めなものが好まれるからです。
もちろん熟した甘い桃は日本でよく見かける状態で、皮をむいて食べるというのもアメリカで好まれます。しかし、固めな桃を時には皮ごとカリッと食べるのも好まれています。
皮ごと?!と私も試したことがありますが、どうも変な感じがしてなれることができません。個人的に皮は剥いたほうが好きです。
というわけで、日本のような”柔らかくて甘さが最高なちょうどいい状態”で桃が売っていることはかなりレア。
では、どうするか?
ちょうどよく熟すまで待ちましょう。
特に難しいことはなく、買ってきた桃をカウンターの上で室温で保存し、良い時期になったら冷蔵庫に入れてください。熟した桃は、冷蔵庫の中で5日間ほど保存することができます。
熟成を早めたい場合は、紙袋を使うとよいでしょう。
実は以前、日本から駐在で来た奥さんが、アメリカの桃は外ればかりだ、と言っていました。
日本からきたばかりだと、そう思うのもやむ終えませんよね。
食べ方などの理由もあるので、気長に。
日本とは違う桃を楽しんでもらえたらなーと思います。
今の時期の桃は、本当にジューシーでおいしいですよ。
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