アメリカで車を利用する時に「チャイルドシート(カーシート)って必要なんだっけ?何歳まで必要?」などと気になることが多いですよね。
また「チャイルドシート(カーシート)を買おうかな」と思ってもいろいろなタイプがあって何を選んで良いのやら。
そこで今回は「アメリカのおすすめチャイルドシート/カーシート及び種類 NY州のカーシートルール」について紹介させていただきます。
交通ルールは各州で少しずつ異なりますので、かならず車を利用する州のルールに基づいて行動してください。
NY州でのチャイルドシート(カーシート)ルール
- 4歳未満の子供は、チャイルドシートを使用しなくてはいけません。
- 8歳未満の子供は、ブースターを含むチャイルドシートを使用しなくてはいけません。
- 16歳未満の人は、シートベルトを使用する必要があります。
これらに違反した場合、 $25から$100の罰金、さらには 3 points がドライバーに課せられます。
インファントシートは通常、体重約22ポンド以下、体長約25インチ以下の乳幼児用です。必ず車両の後部座席に置き、チャイルドシートが車両の後方を向いていることを確認してください。
コンバーチブルタイプのチャイルドシートは、通常、体重が約40ポンド以下の乳児または幼児用です。乳幼児の場合は、これらのシートを車両の後部に向けてください。幼児の場合は、コンバーチブルシートを車の前に向けて変更することができますが、できるだけ長い期間、お子様を後部に向けておくことを推奨しています。
ブースターシートは、コンバーチブルシートやトドラーシートを卒業したお子さまのためのものです。ブースターシートは、年齢が4~8歳、体重が40~80ポンド、身長が4フィート9インチ以下のお子さまが対象です。 ブースターシートを使用しなくても、大人用のシートベルトがお子様に正しくフィットするまでブースターシートを使用することができます。ブースターシートを使用する際は、必ずショルダーベルトとラップベルトの両方を使用してください。
NY州のルールでは子供を前のシートに乗せてはいけないというルールはありませんが、チャイルドシート、ブースターシートは前列で使用してはいけないので、必然的に8歳未満の子は後列しか使用できません。また、前の席よりも後ろの席のほうが事故の場合に怪我や死亡する確率が低くなるので、8歳以上の子でも後ろの席に座ることをおすすめします。
公共のバス、イエローキャブ、ハイヤーはカーシート着用の義務はありませんので、小さなお子様でもカーシートなしで乗ることができます。
しかし、首の座っていない赤ちゃんがいる場合やカーシートなしが不安に思われる方などは、カーシートを用意してくれるハイヤーなどもあるので、事前にチェックすることをおすすめします。
アプリで簡単に呼ぶことができるカーサービスUberやLyftでも、カーシートのオプションがありますので、ピックアップリクエストの際にカーシートを選択してください。
さらに、NY州では出産の退院時には、たとえタクシーを使って帰宅するとしても、カーシートを病院に持参しなければ退院することができません。
また、カーシートを持った状態でキャブを呼ぶと、きちんとカーシートを装着してくれますので、安全に赤ちゃんと一緒に帰宅することができます。
チャイルドシート(カーシート)・ブースターの種類
カーシートやブースターは、いくつか種類があります。
また安全を保つためにカーシートの保証期限が明記されていますので、人から譲り受ける場合など、特に注意してください。
カーシートやブースターは、それぞれの車によって合うもの、合わないものがあります。
購入前に車にちゃんと合うものかどうか確認してください。
さらに、子供はどんどん成長していきます。
常に子供の体型、年齢にあったサイズのものを使用してください。
新生児から8-9か月ぐらいまでのおすすめカーシートInfant Car Seat
新生児や小さな赤ちゃん用にデザインされたInfant Car Seatは、車に向かって後ろ向きになっています。大体8-9ヶ月でサイズオーバーして使えなくなります。

Baby Trend Nexton Travel System
AmazonのInfant Car Seatで一番人気のこの商品は、ストローラーとセットで使用することもでき、とても便利です。
車からパコっとカーシートをはずして、そのまま運ぶこともできますし、ストローラーにセットして運ぶこともできます。
いちいち赤ちゃんをカーシートから外して、抱っこして、ストローラーに乗せて、、、としていたら、買い物や移動も大変ですよね。カーシートごと移動できると、赤ちゃんを起こさなくてもいいので平和です。
後ろ向き・前向きになるおすすめチャイルドシート Convertible Seat
このシートは、 子供が小さいときには車に向かって後ろ向きに(rear-facing)、子供が大きくなったら前向きに(forward-facing)変更して使用できるチャイルドシートです。
後ろ向きに座ると、首などへのストレスが軽減され、小さな子供が使うのに安全なので、子供が2歳になるまで、またはメーカーが許す最大体重に達するまでは、車に向かって後ろ向きに座らせることをおすすめします。

Graco Extend2Fit Convertible Car Seat
Amazonで見かけたこちらは、Convertible Seatでよく売れている商品の1つです。
フットレストやヘッドレストが伸びるので、子供の成長に合わせて長く使用することができます。
子供が大きくなったらブースター型おすすめチャイルドシート Booster seat

Maxi-Cosi Rodi Sport Booster Car Seat
ブースターシートはシートベルトが正しく身体にフィットするために使用するものです。
シートベルトを使用するので、小さい頃に使うチャイルドシートについているようなハーネスはついていません。ですので、少なくとも4歳までは使用しないでください。
Graco Backless TurboBooster Car Seat
背当てのないブースターもあります。
上の商品は、背当てのないブースターの中で人気の商品です。
ブースターが小さく車に載せ替えるのも楽なので、サブのブースターとして用意すると良いかもしれません。
赤ちゃんから使えブールターにもなるおすすめカーシートAll-in-One Car Seats

Graco 4Ever DLX 4 in 1 Car Seat | Infant to Toddler Car Seat

このAll-in-oneタイプは、赤ちゃん(4パウンドから)が使えるrear-facing、少し大きくなって使うforward-facing、そしてBoosterにまでなる商品。AmazonのAll-in-oneタイプカーシートで一番人気の商品です。
何度もカーシートを買い替えなくていいのはとてもうれしいです。
カーシート、ブースターの種類と使用年齢の目安

この表はUnited States Department of Transportationに掲載されていたものです。
もちろんお子様の体重、身長に合わせて使用するチャイルドシートを決めなくてはいけませんが、おおまかな年齢と、各時期で使用するチャイルドシートの種類が表になっています。ぜひ参考にしてください。
また、rear-facingタイプはforward-facingタイプより、forward-facingタイプはBoosterタイプよりも、子供をカバー・サポートする場所が多いので、より安全です。
どんどん新しいタイプのものにするよりは、なるべく長くrear-facingタイプ、forward-facingタイプを使用することをお薦めします(チャイルドシートの体重、身長限度内で)。
おすすめのカーシートグッズ

Lusso Gear Car Seat Protector with Thickest Padding
カーシート周りのグッズはいろいろ販売されています。
子供が小さい時には、このようなシートプロテクターを買う人も多いです。
車のシートを保護し、またチャイルドシートが動きにくくなります。
しかし、チャイルドシートのサイズは各種様々ですので、メーカー推奨のシートプロテクターがあれば、そちらを購入したほうが良いと思います。
購入前には必ずチャイルドシートのサイズをチェックして、そのサイズに合ったプロテクターを購入してください。

JUSTTOP Black Car Backseat Organizer with Touch Screen Tablet Holder + 9 Storage Pockets Kick Mats Car Seat Back Protectors for Kids, 2 pack
脚が前の席の背に届くようになると、みごとに子供が背もたれにキックしたり、汚れた靴をベターっと付けてきたりします。
そこで、椅子汚れ防止のために、このようなキックマット・シートを付けると便利です。
ドライブなどでは子供が暇を持て余す時期もやってきます。
そんな時にはどうしてもいくつかおもちゃが必要になってきますので、車内がおもちゃで乱れがちになりますが、これならおもちゃも収納できるので良いですね。

Shynerk Baby Car Mirror, Safety Car Seat Mirror for Rear Facing Infant with Wide Crystal Clear View
また子供をrear-facingで乗せていると、運転席側から子供の顔が見れなくてちょっと不安です。
そんな時にはこのミラーをセットしておくと、子供の顔がみれるので安心ですよ。

BeeSpring Kid Baby Crib Cot Pram Hanging Rattles Spiral Stroller Car Seat Toy
子供が小さい時にはこういったおもちゃをカーシートにつける人も多いです。
少しでも子供が飽きないように。
J.L. Childress Ultimate Backpack Padded Car Seat Travel Bag, Black
旅行の時などはカーシートをレンタルすることも可能ですが、このようなバッグを使って持ち運ぶこともできます。
荷物にはなりますが、日頃使い慣れたカーシートを使い続けることができるのは、子供もぐずらず、助かります。
日本とアメリカのカーシート規格の違い
日本では
日本のカーシート安全基準は、ECE R44もしくはECE R129となっており、それらの安全基準を満たしたチャイルドシートだけが、日本での新規販売を許可されています。また、輸入品の場合、ECE及びFMVSS No.213の商品は日本で販売することができ、道路交通法でその使用が認められています。
アメリカでは
アメリカではFMVSS No.213の承認されたものしか使用できません。
ですので、アメリカで購入したカーシートを日本で使用することはできますが、日本で購入したECE R44もしくはECE R129タイプのカーシートはアメリカで使用することはできません。しかし、日本でもFMVSS No.213のもの(トリビュートなど)は販売されているようです。
なお、カーシート自体に問題がなくても、大きさなど車との相性もあるので、ご注意ください。
★(最後に)
車両のオーナーズマニュアルとカーシートのマニュアルをしっかり読んでからお使いください。特にカーシートの取り付け方法が間違っている場合が多いようです。各自治体などではカーシートの取り付け方講座なども開かれていますので、ぜひ利用してください。
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